303 山に持って行った道具などを並べてみるのです(ツェルト+α編)

今回で終わりです


野宿をするのに使ってる荷物シリーズ第4回です。
今回で終わりです。

■299 山に持って行った道具などを並べてみるのです(使わなかったもの編) | almostdead
■300 山に持って行った道具などを並べてみるのです(寝具編) | almostdead
■302 山に持って行った道具などを並べてみるのです(クッカー編) | almostdead

4回目はツェルト+αです。




ツェルト+グランドシート+ペグで一揃えです

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野外で一泊過ごすには屋根があった方が快適です。
まれにテントなしで過ごす方もいらっしゃいます。
(ビビィ(Bivy)と呼ばれる寝袋or身体だけ包む最低限の防水装備で野営。
顔周りに網がないと夏場は悲惨)

小屋>>>>>テント>>ツェルト>>>タープ

一般的にはこんな感じでしょうか。

写真の装備は「ツェルト」です。
この装備自体は過去にいろいろ書いたので
そちらのエントリーを張っておきます。

■283 ツェルトを使って甘く痛い目を見てきたのです(ツェルトⅡロング) | almostdead
■287 ツェルトにシーム処理を施すのです | almostdead
■288 シーム処理したツェルトを近所の公園で試すのです | almostdead

僕は車を使えるキャンプであれば
自立式のテントを持って行っています。
ダブルウォールのテントはなんだかんだで使いやすいです。
背中に担いでいかないのであれば重さは関係ありません。

ただ、背中に担いで山を行く場合には
断然ツェルトを使います。
ストックを両手で使用するのであれば
実質的な重さは1/7から1/4程度まで圧縮できます。

しかしながら、ツェルトは万能ではありません。

隙間だらけで虫はよく入ってきます。
それに耐風性能がおそらくテントよりも格段に低いです。

なので、虫はともかく「風の強い場所に設営しない(設営場所を理解する)」など
使用にはツェルトの特性をちゃんと理解して
ちゃんと運用できることが大事だと思います。

と、小難しいことを書いていますが
僕もまだまだ勉強中です。
風対策に関しては「無理に立てないで中で傘さしたらええんよ」など
いろいろノウハウがあるみたいで、その辺も身につけていきたいです。




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こちらはペグです。
だいたい1本10gとすごく軽量なのですが、
石をたたいても曲がることのない頑丈なものです。
ものすごく便利です!

フリーライトというメーカーの
「ウルトラライトネイルペグ」という製品です。

■Ultralight Nail Peg / ウルトラライト ネイルペグ




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3本セットで1400円くらい。
僕はツェルトの四隅に1本ずつ(4本)、
細引きでテンションかけるのに各1本(2本)、
サイドリフターに1本ずつ(2本)の
合計8本持って行ってます。

袋も合わせてだいたい82gです。

■スノーピークのソリッドステーク20が1本75g。
ソリッドステークは僕も持っていますが
ネイルペグを買ってから出番がなくなりました。

とにかく丈夫で軽く、信頼性の高いものなのですが
本当は設営場所の状況でペグは変える場合があるみたいなので
複数種類を持ち歩いた方がいいそうです。

先の話とつながりますが、ペグを含むテントの固定具は
耐風性と結びつきますから、ちゃんとテントを固定できるものを選びたいです。

と、そう思いながらも
「四隅はその辺にある石でいいし、ツェルト立てるのも
近くにある木をつかえばいいや」くらいに
なれたらいいなぁと野宿力を高めたくもあります。




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グランドシート(エマージェンシーブランケット)です。

本当はこれを半分に切断して
寝袋が乗る最低限にしておきたいのですが、
倍の広さがあると寒いときに巻き付けることが出来ます。

■290 寝袋使ってベランダで寝てみたのです(モンベル スパイラルダウンハガー #7) | almostdead

この時にいろいろ思うことがあって
今でもまだハーフカットできないでいます。
100gほど軽くなるのであればやるべきなのですが、うーむ…。




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3点で合計625gです。
グランドシートを半減できれば
530g程度でしょうか。
そこそこ軽くなっていると思います。

ツェルトを立てるのに使っている
トレッキングポールが500gちょっとあるのですが
これは背中に乗せるわけではなく、
というより背中の重さなどを支えるための道具なので
ここに含まない方がいいという考え方をしています。

「軽量テント」と言われるものでも
1.2kgを切るか切らないかなので
単純に重さだけで言えば
このツェルトセットは最強です。

ただ、先に書いたとおり
防風性や居住性をそぎ落としてる部分もあるので
使い方に癖があったり限定的だったりします。

ですので、万人にはお勧めしづらいです。

僕はこのセットで移動も休息も
すごく快適にできています。






その他もろもろはちょっと長いです

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折りたたみ傘です。

もともと普段の生活用+夏場だったので日傘的に買ったもので
どこにいくにしても持ち歩いています。
自動開閉式で結構使い勝手がいいです。




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最近買ったノースフェイスのスタッフサックです。

スタッフサックは導入するか悩んだのですが
とりあえず1枚買ってみたところ
とても便利で「これはあと2枚ほしい!」となってしまってます。




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このスタッフサック、異様にかるくて
7Lで約14gです。

買ってみて、詰め込んでみて
「やっぱりまとまるとモノなくさないで便利だなぁ」と
しみじみ思っていたりします。

それにパッキングがとても楽になって
撤収作業も楽になります。

「重さ的に余計では?」と少し思うんですけど
ある程度の区分をするためにも
少数は必要だとも思っています。
撤収作業が楽になれば時間も節約出来ます。

ただ、この袋、ちょっと高くて
1500円ほどします。
この辺の価格も導入に頭を悩ませるところです。

他にも「防水性はいるのかな?」とか
「キューベン?eVent?重さはどうなの?」とか
いろいろ悩む部分が多いです。
この辺は自分の行動と合わせて
追々やっていく課題でしょうか。





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ハミガキセットです。

歯ブラシは半分にカットしてます。
歯間ブラシ、フロス。

あと予備のライターとエスビットを少量、
安全ピン、傷薬、QPコーワ数錠です。



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重さは全部で53g。
ハミガキセットは必須ですが、
あとのはお守りな感じです。
最悪、予備の火興しセットがあれば
なにかあっても一晩明かして下山できるかな?という感じです。




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ファストエイドキットを自前で用意して
持ち運んでいたんですけど
最近は数をへらしていっています。
夏場はポイズンリムーバーいるかな?と思います。
この辺もまだよく分かってないところです。



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うんこセットです。

幸か不幸か、未だに野糞することがありません。




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この携帯おしり洗浄機、ものすごく素敵です!




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蓋を開けると管が入っていて
それを伸ばすとこんな感じになります。

あとは水鉄砲みたいにぐっと水を押し出すだけです。

電動のウォシュレットみたいに
ずーっと出てくるわけではないのですが
水の勢いはそれなりにあるので
水を節約したい山行などには向いてると思います。

というか、普段の生活でもすごく便利です。




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トイレットペーパーと合わせて57g。




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こちらは雪用のペグを流用したスコップです。
巻き付けたダクトテープはなにかの補修用で
用足しには利用しません。41g




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合わせて98g程度です。

携帯トイレシャワーは普段の生活でも
ものすごく使用頻度がたかいので
精一杯おすすめしたい逸品です。

僕もいつか外でいたせる
立派な紳士になりたいです。






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ヘッドライトです。
ジェントスのものです。




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重さは電池込みで95g。

アマゾンでテキトーに買ったのですが
今のところこれで間に合っています。

山の途中で日没にあい、
もやの中を歩いたときも
これをつかっていて
そんなに不満はありませんでした。

他にもテント用にライトを持って行ったりもしたのですが
結局これの使い勝手がよくって他のものは置いていっています。

予備ライトとしてはiPhoneがとても優秀です。






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モンベルのネックゲーターです。




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サイズはM/Lで重さは57gです。

メリノウール製のネックゲーターで
そこそこ暖かく、そこそこ装着感がよく、
においが出づらいのが特徴です。

これ一つあると何かと便利で
行動前の寒いときは装着して
暖かくなってきたら外す、
上着を脱いで寒かったらこれを足して
Tシャツだけで良くなったらまた外す、と
組み合わせに幅が出ます。

僕は汗かき体質なので、
行動中はよくても
休憩するとき気温によっては
がっつり体温を持って行かれたりします。

なので、座ったらすぐにこれとウィンドブレーカーや
防寒具を着用して、身体を冷やさない様につとめています。

汗だくの状況で装着すると、それなりに汗を吸うのですが
その辺はさすがメリノウールといったところで、
濡れていても肌にべとつくことはなく、
また不快なにおいになることもありません。
アウトドアでメリノウールが好まれてる理由がすこし分かりました。

汗かきさんでなくてもネックゲーターは
1つあるとなかなか便利なのでとてもおすすめです。

■モンベル | オンラインショップ | スーパーメリノウール ネックゲーター ロング




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ペットボトルです。

行動中の水筒はナルゲンなんかが有名ですが
微妙にお高いので、だいたいこれで済ませています。

炭酸水のペットボトルなんかが丈夫で
においもなくておすすめです。

でも、炭酸水を買って飲みながら登ると
途中で炭酸が抜けてしまって
ただの苦い水になります。
悲しいです。




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水筒です。

■286 スタバはコーヒー1.18Lで518円(Wi-Fi込み)なのです | almostdead

普段はコーヒー飲んだりしている水筒。223gです。

これは正直持ち運ぶか悩んでいます。
暖かいお湯やインスタントコーヒーを入れておけば
休憩中に飲むのに便利なんですけど
「都度沸かせばいいんじゃない?」という感じもしていて
なかなか難しいところです。
ただ200gも荷物が増えるのであれば
アルコールストーブをガスに変えた方が
なにかと幸せな気もするんですが
行動中に暖かいものを飲めるのもまた幸せで…。
この辺ももうちょっと経験積まないといけませんね。




以上で、山装備一式でした!


というわけで、山に持って行ってるもの一式でした!

最近のアウトドア装備は優秀なものが多く
僕みたいに体力に自信のない人間を
程よくサポートしてくれます。

その分、値段が張ったりするのもありますが
割引セールなどでお安く買えると
かなりコスパが良くなります。

一つ一つ、優秀な道具たちですが
それを使いこなす僕の方が
まだまだ経験不足でもっともっと使い込まなければいけません。

そんな未熟者のお話でしたが
「とりあえず、外で寝てみたいよ」とかいうひとの
参考になれば幸いです。

もっと人がいないところで
のんびりしたーい!



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