313 猫缶ストーブを雑に作ってみるのです

シンプル構造なのです

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ネットをうろうろしていたところ
「super cat stove」という言葉を見かけました。

調べて見たところ、海外の方で
猫缶の空き缶を使って
すごくシンプル構造なアルコールストーブを
作っていらっるのを発見しました。

■Super Cat Alcohol Stove Home

早速猫缶を100円程度で購入。
中身を綺麗にして作ってみる事にしました。







缶に穴を開けるだけです

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作ってみる、といっても
複雑な工程があるわけでなく
ただ缶の周りに穴を開けていくだけの
本当に単純な構造です。




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ただ、この穴開け作業がすこし大変。

当初、百均に売っている1穴パンチ(紙用)を使って
ぐぐっと穴開けしていたのですが、
ものすごく力をかけないといけなくて
3つめあたりでパンチの根元がひしゃげてしまいました。

しょうが無いので、残りの穴は電動ドリルで
テキトーに開けていったのですが、
細いドリルを使った時に力をかけすぎて
これもまたすこしゆがんでしまった様子。

手元にある道具で雑に作業をするのはあまりオススメできないです。

しかしながらステンレス用のちゃんとしたハンドパンチは
結構良いお値段するので
「それ買うお金でアルスト買えばいいじゃん!」に
なってしまうのでぐぬぬ。



とりあえず開ける事はできたのですが
最適解がわからないので若干もやっとしています。




さておき、重さの比較です

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さてさて、計量です。

猫缶ストーブはだいたい19gです。




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普段使っているCFストーブとゴトクは60g。

■294 自作アルコールストーブ(コンロ)でコーヒーを飲むのです | almostdead

このセットでもかなり軽量ですが
その1/3の重さというのは結構すごいですね。




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参考までに、トランギアのアルコールバーナー+ゴトク。
約139gです。

このトランギアのストーブはあまり使っていません。
元々「ミニトランギア」というセットにはいっていたもので
このセットのフライパンと鍋はかなり使い勝手がいいのでオススメです。



特にフライパンに関してはとても使いやすく、
普段の生活でも積極的に使っています。
ばら売りしてくれないかしら…。

■302 山に持って行った道具などを並べてみるのです(クッカー編) | almostdead




ざっくりした燃焼実験です


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だいたい10ccのアルコールを注ぎ、
だいたい1カップ200cc程度の水を沸かしてみました。

だいたい3:30程で底に気泡が出現、
だいたい4:30程度で沸騰。
だいたい5:00を過ぎたあたりで消火しました。

火力は結構強い方だと思います。

とりあえず「お湯を沸騰まで持っていく火力はある」ことが
確認できたので、実用品として稼働できそうです。

形状の関係で、底の広い鍋の方が相性良さそうです。
600ccくらいの鍋が程よいかもしれません。

上記のトランギアの鍋とかも相性よさそうです。

写真はEPIのアルミ食器セットのものを使っています。
これも価格の割に使いやすくて気に入っています。



自分で取っ手にシリコンチューブを取り付けたのですが
アルミは熱伝導率が良いため、チューブがあっても激熱になります。
チタンと比べアルミは比較的安価ですが、
こういうところで使い勝手が少し変わりますね。




猫缶ストーブでした!

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というわけで、雑な作りの猫缶ストーブでした。

本来なら穴開け位置もちゃんと印をつけたりして
正確にやっていくべきなのですが、
材料費が安い事もありテキトーに仕上げてしまいました。

それでもアルコールを注げばお湯は沸きます。
アルコールストーブは奥が深いです。

何度が試用してみたところ、
鍋をのせた時に横からちゃんと火が出るまで
すこし時間がかかるというか、コツがいるというか
やや扱いにクセのある印象でした。
火を付けてもすぐに鍋はのせないで、
じわっと浮かせた状態からゆっくり乗せると
上手く横から火が出てきてくれると思います。

カーボンフェルトのストーブと比較した時、
この猫缶ストーブは構造が単純な分、
なにかの拍子にひっくり返すと
アルコールがぶちまけられて
辺り一帯火の海になります。

作ってみたい!使ってみたい!という方は
制作なんかで手を怪我したり、
火を入れるときにも重々気をつけて
あくまでも自己責任でよろしくおねがいします。


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