300 山に持って行った道具などを並べてみるのです(寝具編)

寝る道具はこんな感じです
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ぽちぽち書き進めている外で寝る道具シリーズ、その2です。

前回は不要なものを並べてみました。

■299 山に持って行った道具などを並べてみるのです(使わなかったもの編) | almostdead

今回は寝具編です。

野外睡眠で最低限必要なものと言えば
「寝袋」と「マット」になります。

僕はそこに「エア枕」を足して、一揃えにしています。

今回はその辺のことを書いていこうと思います。




マットはとても大事なアイテムなのです

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だいたい、外で寝るのを想像すると
「寝袋にくるまれる」という姿を想像すると思います。

確かに寝袋も大事なのですが、
それと同じくらい「マット」も大事です。

よく言われるのが
「寝袋は掛け布団、マットは敷き布団」ということ。

マットがないと、いくら身体をくるんでも
接地している部分からガンガン熱が取られてしまって
うまく休む事が出来ません。

ですので「マットで地面と断熱、寝袋で保温」が
野外睡眠の基本道具となりまして、
寝袋と同じくらいマットも大事な存在です。

マットには主に「クローズドセル」と呼ばれる
ヨガマットみたいなものと
「エアマット」と呼ばれる空気を入れて膨らませるものがあります。
(■コットと呼ばれる簡易ベッドもありますがここでは省きます)

前に友人から借りて「クライミット」という
エアマットも使ってみたのですが、
どうにも自分の身体には合わなかったみたいで
結局普通のマットに戻ってきたりしました。

エアマットは「破損すると使えなくなる」という
デメリットもありますが、
「空気を抜くと小さくなる」というメリットもあります。



マットに一工夫してます

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さて、自分が使っているマット。
すこしだけ手を加えています。

肩の部分に来るところを
ナイロン補修シールで補強して、
穴を開けてみました。

エアピロー前提であれば
こうやると使いやすいです。
後述します。

枕はモンベルのULピローです

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エア枕はモンベルのものを使っています。

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袋から出すとこんな感じです。

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4回ほど息を吹き込めば結構膨らみます。

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この枕には紐がついていて、
同社のエアマットと連結できるようになっています。

構造としては、マット側の穴に紐を通して
寝返りを打っても枕が離れないようにする、というもの。

それなら自分のマットにも穴を開けてしまおう!というのが
さっきの一工夫でした。

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これで連結できるようになりました!

ただマットに穴を開けるだけだと
なにかの拍子にちぎれてしまいそうだったので
先述の通り、ナイロンシールで補強しました。

繰り返し使用していますが
破ける気配はないです。



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ちなみに、エア枕の袋には
補修材も同梱されています。

袋を使わなければもう少し軽くなるのですが、
穴が空いた時のために一応持っていってます。

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重さはだいたい90gです。

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マットは重さはだいたい90gちょっと
(軽量時に使用したバンドが5gあります)。

枕と同じくらいの重さで、ものすごく軽いです。

山と道というメーカーの物を使用しています。

■- 山と道 ONLINESHOP

他にもエバニューのEXPマットULも併用しています。
山と道のものに比べるとすこしだけ薄いので
寝心地は硬く感じるかも知れません。
コストパフォーマンスはすごく高いので
こちらもオススメです。



足下はザックを使用

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ザックの背面にもクッションを兼ねた断熱材が入っています。

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これをザックごと足下に配置しています。

完成!

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これで完成です。

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寝袋を配置するとこんな感じです。

だいたいこんな風に外で寝ています。
慣れるとそこそこ快適です。

ただ、失敗点もいくつかあって
エア枕の紐が思ったより長くて
寒い夜だとすこし冷気が通ってしまうので
もう1cm、穴を下に開ければよかったかな?と思います。

あと、ザックは連結されていないので
もぞもぞしてるとずれることがあって
これもなにか対策したいなぁと考えています。

地面との断熱自体は完璧に出来ているので
身体を冷やす事もありません。

■290 寝袋使ってベランダで寝てみたのです(モンベル スパイラルダウンハガー #7) | almostdead

この時もこの組み合わせで寝ていたので
気温11度程度ならコンクリートの上でも大丈夫です。

一度雪の上で寝てみたいなぁ…。

余談:パッキングについて

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余談ですが、マットと寝袋は
こんなふうにまとめています。

先ずマットを筒状にザックへ入れます。

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そこへ防水袋を配置。

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寝袋を押し込んで、寝具の片付けは終わりです。

あとはご飯・クッカー一式とか着替えとかぽいぽい入れて荷造り完成です。

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このパッキングのメリットとしては
「マットがザックの骨組みになる」ことと
「マットを外付けにしなくていい」ということ。

ウルトラライト系のザックには
背面パットを削っているものも多く、
そういったザックはこのようなパッキングを前提にしています。

また、「マットを外付けにする」と
山行では木の枝などに引っかかったりして
邪魔になる事もあるので、
それを嫌う人も居るようです。

デメリットとしては
「ザックの容量をとられる」こと。

この点で、今少し悩んでいていて、
冬用の寝袋をパッキングしようとすると
マットと寝袋だけで、ザック内を半分ほど使ってしまいます。

「かさばる」という部分で、
エアマットはとても優れてますから
最近は安いものを一つ用意しておくか悩んでいるところです。

重さ自体は軽いものの、かさがあるのが
クローズドセルマットのデメリットかもしれません。

寝具一式でした!

というわけで、寝具一式のお話でした!

最近はいろんな道具が各メーカーから販売されていて、
マットなんかでも■リッジレストとかも
評判良く、いろいろ迷ってしまいます。

すべてを試したわけではないので
この組み合わせがベストなのかどうかは
ちょっとよく分からないのですけど、
一応は外に行って元気に帰ってこれてるので
一定の信頼性はあるのかな?とも思います。

「耐えれる寒さ」というのは人それぞれ違います。

僕個人の意見としては、寝袋なんかは
「設定気温より一段階温かいものを選ぶ」のが
いいんじゃないかなぁと思っています。











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