寝る道具はこんな感じです
ぽちぽち書き進めている外で寝る道具シリーズ、その2です。
前回は不要なものを並べてみました。
■299 山に持って行った道具などを並べてみるのです(使わなかったもの編) | almostdead
今回は寝具編です。
野外睡眠で最低限必要なものと言えば
「寝袋」と「マット」になります。
僕はそこに「エア枕」を足して、一揃えにしています。
今回はその辺のことを書いていこうと思います。
マットはとても大事なアイテムなのです
だいたい、外で寝るのを想像すると
「寝袋にくるまれる」という姿を想像すると思います。
確かに寝袋も大事なのですが、
それと同じくらい「マット」も大事です。
よく言われるのが
「寝袋は掛け布団、マットは敷き布団」ということ。
マットがないと、いくら身体をくるんでも
接地している部分からガンガン熱が取られてしまって
うまく休む事が出来ません。
ですので「マットで地面と断熱、寝袋で保温」が
野外睡眠の基本道具となりまして、
寝袋と同じくらいマットも大事な存在です。
マットには主に「クローズドセル」と呼ばれる
ヨガマットみたいなものと
「エアマット」と呼ばれる空気を入れて膨らませるものがあります。
(■コットと呼ばれる簡易ベッドもありますがここでは省きます)
前に友人から借りて「クライミット」という
エアマットも使ってみたのですが、
どうにも自分の身体には合わなかったみたいで
結局普通のマットに戻ってきたりしました。
エアマットは「破損すると使えなくなる」という
デメリットもありますが、
「空気を抜くと小さくなる」というメリットもあります。
マットに一工夫してます
さて、自分が使っているマット。
すこしだけ手を加えています。
肩の部分に来るところを
ナイロン補修シールで補強して、
穴を開けてみました。
エアピロー前提であれば
こうやると使いやすいです。
後述します。
枕はモンベルのULピローです
エア枕はモンベルのものを使っています。
袋から出すとこんな感じです。
4回ほど息を吹き込めば結構膨らみます。
この枕には紐がついていて、
同社のエアマットと連結できるようになっています。
構造としては、マット側の穴に紐を通して
寝返りを打っても枕が離れないようにする、というもの。
それなら自分のマットにも穴を開けてしまおう!というのが
さっきの一工夫でした。
これで連結できるようになりました!
ただマットに穴を開けるだけだと
なにかの拍子にちぎれてしまいそうだったので
先述の通り、ナイロンシールで補強しました。
繰り返し使用していますが
破ける気配はないです。
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ちなみに、エア枕の袋には
補修材も同梱されています。
袋を使わなければもう少し軽くなるのですが、
穴が空いた時のために一応持っていってます。
重さはだいたい90gです。
マットは重さはだいたい90gちょっと
(軽量時に使用したバンドが5gあります)。
枕と同じくらいの重さで、ものすごく軽いです。
山と道というメーカーの物を使用しています。
■- 山と道 ONLINESHOP
他にもエバニューのEXPマットULも併用しています。
山と道のものに比べるとすこしだけ薄いので
寝心地は硬く感じるかも知れません。
コストパフォーマンスはすごく高いので
こちらもオススメです。
足下はザックを使用
ザックの背面にもクッションを兼ねた断熱材が入っています。
これをザックごと足下に配置しています。
完成!
これで完成です。
寝袋を配置するとこんな感じです。
だいたいこんな風に外で寝ています。
慣れるとそこそこ快適です。
ただ、失敗点もいくつかあって
エア枕の紐が思ったより長くて
寒い夜だとすこし冷気が通ってしまうので
もう1cm、穴を下に開ければよかったかな?と思います。
あと、ザックは連結されていないので
もぞもぞしてるとずれることがあって
これもなにか対策したいなぁと考えています。
地面との断熱自体は完璧に出来ているので
身体を冷やす事もありません。
■290 寝袋使ってベランダで寝てみたのです(モンベル スパイラルダウンハガー #7) | almostdead
この時もこの組み合わせで寝ていたので
気温11度程度ならコンクリートの上でも大丈夫です。
一度雪の上で寝てみたいなぁ…。
余談:パッキングについて
余談ですが、マットと寝袋は
こんなふうにまとめています。
先ずマットを筒状にザックへ入れます。
そこへ防水袋を配置。
寝袋を押し込んで、寝具の片付けは終わりです。
あとはご飯・クッカー一式とか着替えとかぽいぽい入れて荷造り完成です。
このパッキングのメリットとしては
「マットがザックの骨組みになる」ことと
「マットを外付けにしなくていい」ということ。
ウルトラライト系のザックには
背面パットを削っているものも多く、
そういったザックはこのようなパッキングを前提にしています。
また、「マットを外付けにする」と
山行では木の枝などに引っかかったりして
邪魔になる事もあるので、
それを嫌う人も居るようです。
デメリットとしては
「ザックの容量をとられる」こと。
この点で、今少し悩んでいていて、
冬用の寝袋をパッキングしようとすると
マットと寝袋だけで、ザック内を半分ほど使ってしまいます。
「かさばる」という部分で、
エアマットはとても優れてますから
最近は安いものを一つ用意しておくか悩んでいるところです。
重さ自体は軽いものの、かさがあるのが
クローズドセルマットのデメリットかもしれません。
寝具一式でした!
というわけで、寝具一式のお話でした!
最近はいろんな道具が各メーカーから販売されていて、
マットなんかでも■リッジレストとかも
評判良く、いろいろ迷ってしまいます。
すべてを試したわけではないので
この組み合わせがベストなのかどうかは
ちょっとよく分からないのですけど、
一応は外に行って元気に帰ってこれてるので
一定の信頼性はあるのかな?とも思います。
「耐えれる寒さ」というのは人それぞれ違います。
僕個人の意見としては、寝袋なんかは
「設定気温より一段階温かいものを選ぶ」のが
いいんじゃないかなぁと思っています。