EPIのシングルチタンマグ カバーセットです
チタンマグのフタについて
いろいろ考えていたところ
アマゾンに蓋付きのチタンマグを発見。
早速注文してみました。
チタンマグはだいたい、
お店では単体で売っているので
箱に入った状態は新鮮です。
なんと、網ケースまでついています。
昨今はいろんな物が値上げしている影響か
メッシュケースを省くメーカーもありまして、
これは素直にうれしいです。
マグです。
容量は330ml。
普段使っているマグが450mlのものなので
こぢんまりしていてかわいく見えます。
当たり前ですが、フタはマグとシンデレラフィット。
逆さにしても落ちてこないくらいのぴったり感です。
さて、このフタ。
普段使っているスノーピークの450mlにもぴったりフィット。
これが当初の購入理由でした。
サイトを確認するに、数値上はスノーピーク450はφ85mmで
フタの方はφ86mmだったので合うかどうかわかりませんでした。
とりあえず流用も出来そうでよかったです。
■294 自作アルコールストーブ(コンロ)でコーヒーを飲むのです | almostdead
こちらで使用していたものがSPの450mlです。
ちょっとカスタマイズしてみます
もともとはフタが目的だったこのチタンマグ。
触ってみると大きさも程よく、
山に登った時にすこし思うところのあった
「欲張らない構成でお湯沸かしセットがあっても良いんじゃないか?」という
もちょっと切り詰めたかんじのものが一つほしかったので
その実験台にしてみようと思います。
早速、取っ手を外します。
SP450ではシリコンチューブを付けましたが
今回は取り外して「湯飲み」状でつかってみようと思います。
重さを量るのを忘れてました。
だいたい71gです。
フタには早速短い紐をつけて
熱くなっても取れるようにしています。
ついでなので、それぞれ計量します。
メッシュケースはだいたい11.5g
フタは15g。
取っ手は9g。
マグは47.5gです。
万能素材カーボンフェルト登場です!
さて、取っ手がなければお湯が沸いて
熱くなったマグを素手でつかむしかありません。
それはとても危ない行為なので
代わりにカーボンフェルトを使ってみます。
アルコールストーブ自作の時に書いた
このカーボンフェルトは結構な耐熱性があります。
それで居てフェルトみたいな布状のものですから
当然縫う事も可能です。
まぁ縫うのめんどいんで
ホッチキスで留めちゃいましょう。
こんな感じで、マグ周囲に巻き付けるようにしました。
これでお湯が沸いても持つ事ができます。
仮に火がフェルトをなめたとしても温度的に問題ありません。
重さは2.5g。
微々たる差ですがすこし軽くなりました。
どのみち取っ手にはシリコンチューブをつけるなど
実用には対策が必要なので、とりあえずこれでいいでしょう。
マグと合わせたらぴったり50gです。
フタ付きで64.5gです。
「どうやってお湯を沸かすか?」です
さて、これでマグは実用的になりました。
では、どうやってお湯を沸かすかも一緒に考えてみます。
アルコールストーブでもまったく問題は無く、
むしろ安定しているような気もするのですが
自作のゴトクは450用に作ってあるので
こちらのマグに入れ込む事が出来ません。
せっかく450よりもコンパクトになりそうなので
今回は「エスビット」を燃料にしてみます。
エスビットは固形燃料の一種で
火であぶると簡単に着火する
便利な道具です。
炭の火熾しなんかにも使えて、
軽量小型なので愛用してる方も多いアイテムです。
通常サイズ(写真右・中央が中身)は
4g*20個で市販されています。
ミリタリーサイズ(写真左)は
14g*6個で市販されています。
吸湿性があるので扱いにはすこし注意が必要です。
エスビットを燃焼させる台+ゴトクの
チタニュームストーブです。
畳むとこんな感じ。
こちらも軽量小型です。
早速燃焼です!
では実際に使ってみましょう。
室温は約14度、200ccの水を入れてみます。
エスビットは少しライターであぶってあげると
上手く着火できます。
効率を上げるためにフタとアルミ箔で囲います。
余談ですが、風防はキッチンを囲うタイプの
アルミ箔をテキトーに切って使ってます。
こちらの方が厚みがあり、使い勝手が良いです。
折り曲げて収納しているので角の部分が破けてきましたが
30回ほど使って穴が空く程度なので
それなりにコスパはいいとおもいます。
正直言いますと、カルデラコーンが欲しいです。
風防で囲うと、煙突効果でしょうか
すこし火力が高まった気がします。
が、完全沸騰には至りません。
火も消えてしまいました。
燃焼完了までにだいたい6分ほど。
カタログスペックと同じです。
手元に水温計がないので
正確な温度がわかりません。すみません。
口をつけてみると、割と飲みやすい温度だったので
70度ちょっとくらいだと思います。
せっかく沸かしたお湯、冷めてしまうのはもったいないです。
自作コゼーに収納します。
これで保温もできますし、取っ手がなくても持ちやすくなります。
せっかくなので、スティックコーヒー投入して飲みました。
沸騰させた方がアツアツではありますが、
僕は猫舌ですからこれくらいの温度の方がちょうどいいです。
エスビット1箱はだいたい540円。
20個4gのタブが入っているので
1個あたり27円の計算になります。
「1回27円で70度のお湯沸かします!」って
アイテムはなかなかおもしろいもので
これがあればギリギリカップラーメン食べれるかな?
という範囲ですから、なんだかいろいろ作戦が立ちますね。
エスビットといえば、燃焼時のスス問題なのですが、
風防で燃焼効率あげたせいか、気にするほどはつかなかった印象です。
何度か繰り返してみるとまた違うかもしれません。
収納です!
エスビット+ゴトク+風防+ライターは
こんな感じで収納できました。
このセット感、大好きです!
重さは全部込みで140g。
卓上ガスコンロの缶だけでも
だいたい260gくらいなので、
燃料込みでこの重さに収まっているのは
結構すごい気がします。
自作コゼーは4g。
百均のアルミシートを切って
テキトーに作ってます。
自作風防は10.5g。
エスビットは1個4g。
ゴトクは13.5g
ライターは19gです。
ライターはBICライターを使っています。
他の使い捨てライターに比べて
ものすごく着火が安定しているのでオススメです。
場所によっては探すのがなかなか難しいんですけど、
たまにローソンやファミマにも130円くらいで置いてます。
巻いてあるガムテープはダクトテープです。
なにか破損したときに補修できるようにしています。
布ガムテなんかだと着火剤代わりにもなるそうです。
ちなみにスティックコーヒーは11gでした。
マグと湯沸かしセットでした!
というわけで、マグセットの話でした。
本来はフタ目的だったチタンマグですが、
いろいろやってみるとなかなか面白くて
結局アルコールストーブセットと別に
ひとつ面白いものがつくれました。
このフタ付きチタンマグ自体、比較的コスパが良かったりします。
スノーピークのチタンマグ300mlはだいたい1800円くらい。
フタはプラ製のものが別売りになっていますが
これは火にかけたりするには不向きです。
チタン製のフタはなかなか売っておらず
自分が調べた範囲だと
個人で作られている方がいらっしゃって
その製品は送料込みで2000円程度だそうです。
今回購入したEPIのフタ付きマグは
2700円程度ですから
結構オススメのアイテムかもしれません。
ただ、あと1000円だせば
■エバニューのチタンクッカー 1 が見えてくるので
すっごいむずかしい選択になるかもしれません。
こちらもすごく良い製品で僕も愛用しています。
(アルコールストーブならクッカー1の方がおすすめかも…)
エスビットにはこういったゴトク付きセットもあり
1000円弱とお手頃な感じです。
外で湯沸かしをしてみたい方への
入門アイテム的にオススメです。
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