■almostdead | 1792
2年半ほど前に録画用のPCを
百均のメッシュパネルをつかって組んでみました。
ホコリの問題などが未知数だったので
実験として導入したものの、
今でも元気よく24時間活動し続けています。
もともと「PCは箱に入れるとかさばるから嫌い!」と
消費電力やスペースの兼ね合いで
ノートPCを好んで使っていたのですが、
どうしても画像編集や動画編集など重い作業になると
デスクトップを使わざるをえません。
なんだかんだでSandybridgeが出てすぐに
1台組み上げたのですけど、
その時は特売で買ったケースがあって
そちらの方に収めたりしました。
今回Haswellが発売になり、
「Ivyをスルーしたから1台組みますか…」と
重い腰を上げてテキトーにパーツ探し。
情報がまだ少なく、自分のやりたいことが出来るか
良くわからないまま選んだパーツは
結果的には正解だったものの
相性問題もすこし出てしまって
そこを突き止めるのに四苦八苦。
昔は楽しみながらやれていた作業も、
今はひーひー言いながら
配線をあーでもないこーでもないと
入れ換えていたりでした。
参考程度に今回選んだパーツ構成を書き残します。
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CPU:■Core i7-4770S BOX(LGA1150)
MB:■DH87MC
メモリ:■W3U1600F-8GE16G
HDD:■ST4000DM0004TB
電源:■KRPW-PT500W/92+
その辺にあったメッシュパネル、針金、古いSSD、電源スイッチ。
買い置きしていたWindows7pro。
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以上が主な構成です。約85000円です。
前回Sandyで組んだときは価格の面でi5を選びました。
今回は最上位のi7を購入したのですけど
あまり価格ほどの差を感じなかったというのが本音です。
正直いって、今回組んだのはあまり良い選択ではなかったと思います。
無茶苦茶スペックが上がったわけでもなく
使い勝手もかわらない(ある意味良いことではある)ので
自分の中では結構高い金額を出した割には
実感のない買い物になってしまいました。反省。
以下、良かった点です。
・オンボードでWQHD出力に対応していた
・電源を評判のいいものに換えたので発熱、消費電力が低い
・PCIバスが使える
1つ目の「WQHD対応」はかなり重要なことでした。
原稿作業のためにディスプレイをU2713Hという機種にかえたので
これが使えなくなると若干面倒くさいことになります。
ビデオカードを差し替えればいいのですけど、
構成や廃熱的にオンボードが望ましかったです。
「H87ならたぶん行けるんじゃないかなぁ?」と
うすらぼんやりした知識、
発売直後の情報がまるでない状況で良く注文したなぁと思います。反省。
2つ目はかなりよかったです。
玄人志向のKRPW-PT500W/92+という電源で
しばらく前に省電力PC周りのことを調べたときに
評判が良いのをメモしておきました。
消費電力、廃熱、静音性に優れていて
高かったけどこれを選んで正解だった気がします。
3つ目は現状ではまだ効果を発揮していません。
ゆくゆくはPT3とPT2の2枚体制で録画を担当させるかを
かんがえているので、PCIバスが搭載されていてすこしうれしかったです。
中華、ボードを見たときに突然PCIが復活していてびっくりしました。何事!
悪かった点です。
・円安の影響でCPUが高くなってた(i5で十分だったかも)
・4TBのHDDにしたことで長年使ってたバックアップソフトが対応しなくなった
・USB3.0の外付けHDD台が相性で使えなくなった
1つ目は金額の問題。
一つランクを下げれば1万円ほど節約できたので
結構悩ましかったです。
ただ今回i7を選んでそんなに後悔しているわけでなく
1万円をケチりたかっただけかもしれないので
要は僕の気持ちの問題。
i5、コスパ良すぎだろォッ!!
2つ目は個人的にすごく問題でした。
というか、組む前に「このHDDはSandy機の方で使おう」と思って
買っておいたはずなのに、何故かデータを12時間かけて転送していて(自分のミス)
うなだれたまま新PCに組み込んでみたところ、バックアップソフトが
「それ4TB以上あるからOS外では認識出来ないよー。復元しないよー」と
弱音を吐いてきて「これがあるから2TB使うつもりだったのに!」と
自分に呆れ果てたりしていました。
使っていたソフトはAcronis True Image home 11。
しょうがないので復元する際は外付けHDDにイメージを退避させて
そこから呼び起こすことにしました。
こういうときLinuxに長けていたらなぁと思います。
3つ目は良くあるデバイス同士の相性問題。
良くあるのでデバイスを組み替えるのが本当に苦痛です。
Sandy機ではUSB3.0下でも問題なく動いてくれて
とても快適だったのですが、差し替えてみたところ
転送を始めると程なく「カコン、ギュルゥゥ…」と
怖い音を立てて電源が切れるので真っ青になってしまいました。
録画機用に用意していた別のクレードルに差し替えたところ
問題なく安定して転送できるようになって一安心。
速度も前より出るようになったので
録画したデータの編集がはかどりそうです。
動いたのはこの製品。すこしデカイのでおすすめしづらいですが
変なの買って動かないよりはいいのかな?って思います。
■ KURO-DACHI/CA/U3
組み上げてOSを流し込むところまでは
比較的簡単なのですけど、
そのあとのセットアップとか
細かい相性問題なんかが
とても手間がかかります。
一応、自分がやったWin7のTIPS的なものを。
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自動ログイン化
1.「スタートメニュー」の「ファイル名を指定して実行」に
「control userpasswords2」と入力。
2.「ユーザーがこのコンピューターを使うには、
ユーザー名とパスワードの入力が必要」の
チェックボックスを外す。
3.パスワード入力が求められるので入力。
4.次回起動以降、パスワードを求められなくなる。
当然、セキュリティが甘くなるので共用のPCではオススメしない設定です
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NumLock起動解除
1.「スタートメニュー」の「ファイル名を指定して実行」に
「regedit」と入力。レジストリエディタ起動。
2.「HKEY_USERS\.DEFAULT\Control Panel\
Keyboard」まで潜る。
3.「InitialKeyboardIndicators」の値を「0」にかえて保存。
僕のキーボードでは起動時に
毎回Numlockがオンになった状態だったので
さっくり解除しておきました。
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タスクバーをすこしだけほっそり
1.タスクバーを右クリック、プロパティ。
2.「小さいアイコンを使う」をチェック。
時間の表示が1行になってタスクバーが少し細くなります。
日付の表示がなくなってしまうので必要な方は使わないでください。
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タスクバーのポップアップ制御
1.「スタートメニュー」の「ファイル名を指定して実行」に
「regedit」と入力。レジストリエディタ起動。
2.「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced」まで潜る。
3.「ExtendedUIHoverTime」を「DWORD(32ビット)値」で新規作成。
10進法でミリ秒設定。(僕は「5000(5秒)」で設定)
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あとは■WinDNAを使って
すこしいじる程度でしょうか。
こちらのソフトは知識なく使うと
PCが不調になってしまうかもしれないので
気をつけて下さいね。
というわけで、長くなりましたが
新PC反省会でした。
Sandy以前のCPUを使っている方には
すっごいオススメの今回のHaswell。
僕はゲームをやらないのでグラフィック性能は
あまり興味がないのですが、
ディスプレイ出力が強まっている点は
素晴らしいと思います。
今まではHDMIで1920*1200ぐらいが
上限だったと思うのですけど、
HaswellからDisplayPortで
最大3840*2160まで対応しているのは
原稿作業をやるにあたって
とてもありがたいことです。
(4k2kディスプレイを買えるかはともかく)
とりあえずは夏に向けて
低発熱高性能PCを組めたんだ、と
自分に言い聞かせながら作業していきたいと思います。
くっそー、もうすこし安く済ませたかった!!