224 【JR大刀洗】 福岡の大刀洗平和記念館で零戦を見てきたのです。


大刀洗平和記念館というところに行ってきました。

先日、長らく続いた作業がやっと終わり
「わーん!!終わったよー!なんだよ夏になってるよー!!」
とじたじたしていたところ、■M理論の部屋のKITAさんが
なんだか暇そーにしていたので
「ちょっとあなた!ハスが咲いてるから撮りに行くわよ!」
と、むりやり車を出してもらった挙げ句、
ハスは撮らずに帰ってきた、というお話です。


大きな地図で見る

大刀洗平和記念館
開館時間 09:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 年末年始のみ(12/29~1/3)
入館料 大人500円
〒838-0814
福岡県朝倉郡筑前町高田2561-1
0946-23-1227







零戦です!

これを見る為に行ってきました。

こちらの零戦は戦中実際に使われていたもの。
大刀洗平和記念館で展示されるに至った経緯を
ざっとまとめまとめてみました。


マーシャル諸島のジャングルに眠っていたものを
1983年に日本へ搬送して修復したものだそうです。
当時サイパンでは大戦中の遺品の輸出を禁止する法律があり、
反対運動もあって難航したとのこと。
それをなんとか乗り越えて日本への帰還が叶いました。

帰ってきたのはいいのですけど、
主翼も切り離された状態で
復元は大変難航したそう。
その時に大戦中、長崎で製作修理に従事されていた
空廠会の方々と、九大の航空工学部のボランティアが協力、
作業が行われました。

その後、太宰府天満宮に展示され、
名古屋空港ビル内に移転。
名古屋でさらに本格的な復元補修を受け
1985年より展示されていたとのことです。

2004年にまた福岡へ戻ってきて現在に至ります。


といった感じ。

福岡には長らく住んでいるのですが
大刀洗に足を運ぶ機会がなかったので
零戦があることも、こういった経緯があったことも
全く知らなかったです。勉強になりました。






館内では零戦のみ、
撮影が許可されているとのこと。

館内には親子連れの方もいらっしゃいましたが、
どちらかというとおじいちゃんおばあちゃんの方が
多い感じでした。






遠目からみると綺麗に復元されているのですが、
塗装の下の質感は長く放置されていたのを
物語っている気がします。






コックピットを覗けるように
階段?が併設されています。






割れた計器類はそのままです。






逆行で影が濃くて肉眼では
見えづらかったので
カメラの設定をいじって足下も撮影。
なるほど、こういう風になっていたのですね。






パイロットになるまでには1000時間の訓練を
要したとのことだったのですが、
そんなに時間はかけれずに
特攻隊員を送り出していたとのことです。






ちなみに計器類の複製品も展示されています。






機関砲。
右側の穴はなんだろ?
薬莢排出口?






復元されたこの部分って
ずっぽぬけなのかしら?と気になりました。






設定を変えて撮影してみると
埋められているのが分かりました。
なるほどー。

最近、カメラをいじるようになって
「自分の目で見えないところを
なんとかしてくれる第三の目」という
感覚に近づいてきています。

写真を撮るというよりも
「持っていると便利!」という印象。
外出に手放せなくなってきました。
もともと目があまり良くないので
助かっています。






機関砲の実物も横に展示されています。






星型エンジン。
「栄十二型発動機」だそうです。





降着装置。
なるほど、こうなっていたのですね。






窓からの陽射しで影が濃く
雰囲気のある展示になっていました。






というわけで、大刀洗平和記念館と
零戦の話でした。

館内は零戦の展示だけでなく、
戦中の大刀洗に関しての資料も展示されていて
大変勉強になりました。

15分ほどの映画も上映されていて
そちらでは飛行場があった当時、
爆撃に遭い、何が起こったかを伝える内容で
短い時間でしたがとても為になるものでした。

館内の様子も書きたかったのですが、
上記のとおり撮影は零戦だけ、ということで
写真が撮れなかったのが悔やまれます。

すごくいい展示館だったので、
機会があったら足を運ばれてみてください。


大刀洗平和記念館
開館時間 09:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 年末年始のみ(12/29~1/3)
入館料 大人500円
〒838-0814
福岡県朝倉郡筑前町高田2561-1
0946-23-1227

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