森下九段が羽生さんのことを
「ここまで登りつめながら将棋に対する情熱が一切衰えないのは感嘆というしかない」
と評していたのをぼんやり思い出しました。
最近歳をとったせいか、いろんなことを考えます。
たとえば10年先に今と同じ気持ち、士気で物事に当たれているか?という
問いかけに若干のゆらぎがあったりしていて、
その際に上記の一説を思い起こします。
「今、結果を出す」ということと
「10年先も走り続けている」ということは
全く違う仕事であり、一個人が生きていく上では
後者のほうが大切だと思っています。
ずっと走り続けるための原動力のことを
「情熱」というのかな?と最近になってしみじみ考えます。
羽生さんのインタビューでは
「母が高校に行かせてくれたおかげで学業もできて
将棋を嫌いにならずに済んだことはすごく感謝している」
とおっしゃっていたことはなんだか貴重な話で
そういった3年間が今を作り上げているとおもうと
一見関係のないことに見えても
その人の心を通じて事象がつながっていて
いろんなことに良い影響がでてるのは
自分の短絡的思考に対する反証として
すごく勉強になります。
僕としてはこれからもいろんなこと、
作品に対する自分のあり方、
手が止まることの回避法とか
いろんなことをやり続けていきたいなと思います。
続けるためにはときには休憩も必要です。
なので、僕がお布団から出ないということも
今は必要なことなのです嘘です起きます…。