「 カメラ 」一覧

259 ニッコールタンブラーを買ってみたのです。



こんなの買ってみました。
ニッコールです。






じゃん!
ナノクリ!





ではなく、タンブラーです。

2011年に、交換式レンズ風のタンブラーを発売して
カメラファンの間で話題になっていたりしたのですが、
しばらくして生産終了になったみたいで入手できませんでした。

先日タンブラー周りのエントリーを書いたのですが、
そのときいろいろなやんで
「レンズタンブラーおもしろいんじゃないかな?」と思い
一度購入まで考えて調べてみたところ
どこのお店も在庫切れになっていて
結局スタバのステンレスタンブラーにした、という感じでした。

最近、そのタンブラーでコーヒーを飲みながら
ニュースをあさっていたところ
「レンズタンブラー、復活するよ!しかも2個!」
と、突然の発表があったりして思わず注文。
年が明ける前に届いたのでしっかり使ってみました。






箱から開けるとこんな感じで包まれています。






レンズ袋と違って安いビニール素材ですね。






上から見るとこんな感じで、
ほんとにレンズと区別がつきません。
よく見るとレンズキャップの部分が
動かない感じがするので
「あ、これタンブラーか」って思うんですけど
レンズ群のなかに忍び込んでたら
まったく気づかないくらいだと思います。






底はこんな感じ。






キャップは外れるように作られていて
外すとねじが見えます。

マウントはさすがに同じようには作られていないので
カメラにはめることは出来ません。






さて、このネジ
気になってしまったので外してみました。






ネジを取ったら中身が取り出せました。

こんな感じでステンレスの容器に
プラスチックのガワがある形になっています。






この構造は先日書いたタンブラーの記事で出てきた
プラスチックタンブラーによく似ています。

■256 最近お気に入りのタンブラー(飲む方)なのです。 | almostdead

1週間ほどじっくり使ってみたのですが、
やはり保温性はそこまで高くありませんでした。

加えて、このレンズタンブラーは
飲む際には必ずふたを取り外す形になるので
開け閉めがすごく面倒な上に
開けっ放しにしておくとものすごい勢いで
中の熱が逃げて行ってしまいます。

ですので、保温性という意味ではあまり効果的ではない作りです。
気持ち的には「あまり冷めないマグカップ」くらいに
考えておくと使いやすいかもしれません。






ステンレスの底の方にはねじ穴があり
これでネジを固定しています。






今回、再販に当たって
こういったスタンドがつくようになりました。

どうしても構造上不安定になってしまうので
ここに乗せて倒れないようにする気遣いパーツみたいです。
前のモデルには付属してなかったとのことで
今回は単体での販売もしているとのこと。

■ニッコールタンブラー用スタンド – その他のGOODS | NikonDirect – ニコンダイレクト

今回再販した2種には最初からついているので
前モデルで気になっていた方への配慮ですね。






どのくらい気密性があるか気になって
台所で水を入れてふたを閉め、
逆さにしてぶんぶん振ってみました。

さすがに逆さにすると若干水が漏れるみたいで
ぽたぽたと水滴がふたから垂れてきます。
なので、水筒の代わりに使おうとすると
カバンがぬれてしまうかもなので注意が必要ですね。

あと、ふたをきつく閉めすぎると
ふたを開ける際にステンレス本体が内部で回転してしまい
ネジが外れてケースからとれてしまうことがありました。

そういった感じの使用感ですから
僕がこのタンブラーを使う際は
「ティーパックのお茶を入れておいて
お湯を足しながら楽しむ」といったやり方にしています。

これならお茶を蒸らすときにふたが役に立ちますし
後からお湯を差したりするので保温性も気にならないというか
ちょうど飲み頃な温度がずっと続いてくれるので助かります。
どちらかというと珈琲よりも紅茶、緑茶向きかも!

イメージ的にはタンブラーというよりも
「容量が大きい(420ml)、保温性の高いコップ」
といった感じで扱うと仲良くなれるかもしれません。






といった感じで、ニッコールのレンズタンブラーでした。

値段は3780円とちょっとお高めなんですけど
見た目は本当にレンズそっくりで
微妙に凝った作りになっていたりと
とても楽しい一品です。

食器棚に並んでいると「なんだこりゃ?」って
自分でも思ってしまってすごく面白いので
結構オススメかもしれません。

販売はニコンダイレクトストアとオンラインショップのみの扱いみたい。
■ニッコールタンブラー 24-70(スタンド付) – その他のGOODS | NikonDirect – ニコンダイレクト
■ニッコールタンブラー Micro 60(スタンド付) – その他のGOODS | NikonDirect – ニコンダイレクト

楽天にもダイレクトショップはあります。

ニッコールタンブラー 24-70(スタンド付)

ニッコールタンブラー 24-70(スタンド付)
価格:3,780円(税込、送料別)



こういった異様に出来のいい
気合いの入った商品って
見ているだけでも楽しいですし、
使ってみても結構満足度が高くて
すごく気に入ってしまいました。

普通に使用感なんかでオススメするなら
前回書いたステンレス製タンブラーを推すんですけど
見た目の満足感まで含めるとレンズタンブラーも
すごく面白いと思います。
気になる方は是非!


258 今年じゃなくなったけどカメラは買ってよかったと思うのです。

後半はカメラの話です。
さて、「主に使用頻度であげていく」といった感じの
今年買ってよかったものまとめ。
年をまたいでしまいましたが、もう少し書いていこうと思います。

前半では主に家電系の話になっていましたが
後半はカメラの話がメインになりそうです。



カメラはベストバイじゃないけれど…

なんだかんだで2013年は
カメラをよく触った1年でした。

いろいろ思うところがあったのですが、
「やっぱり一度はちゃんと勉強しておかねばなるまい」と
腹をくくって飛び込んでみたフルサイズ。
結果的にはすごくおもしろかったですし、
前半にも書いた「リセールスバリュー」ということを
すごく考えさせられる機会だったと思います。

写真左はレビューでも書いたソニーのα7。
右はレビューは書けなかったのですが
ニコンのD800という機種です。


■250 福岡で開催されたソニーのα7/7Rの特別体験会に行ってきたのです。 | almostdead
■251 【レビュー】 SONYのフルサイズ機「α7」が届いたのです(開梱編)。 | almostdead
■254 【レビュー】 SONYのフルサイズ機「α7」が届いたのです(使ってみた編)。 | almostdead

■248 【レビュー】ソニーのミラーレス、「NEX-5R」をじっくり使ってみたのです。(前編) | almostdead
■249 【レビュー】ソニーのミラーレス、「NEX-5R」をじっくり使ってみたのです。(後編) | almostdead

■175 【レビュー】 SONYのミラーレス一眼「NEX-5」を購入したのです。(前編) | almostdead
■176 【レビュー】 SONYのミラーレス一眼「NEX-5」を購入したのです。(後編) | almostdead

■166 カメラの設定について、過去の自分に教えたかったことをまとめたのです。 | almostdead

■133 【レビュー】OLYMPUS PEN mini E-PM1をじっくり使ったのです。 | almostdead


ざっくりカメラのエントリーの一覧です。

そもそも「カメラをちゃんとしよう」と思い始めたのは
安くなってきた「E-PM1」を触ってからでした。

そのときは「カメラって高いなぁ…iPhoneでいいじゃん」って
思っていたのですが、正直いって今でもその気持ちは変わりません。

「じゃあカメラ触ってみて後悔してるの?」
って聞かれると、存外そうでもなくって
なかなか一言では説明がしづらい感じです。
せっかくのまとめエントリーなので
今回は一言ではなく、だらーっと書いてみようと思います。



「説明するために画像が必要」
すっごい極端な話をすると、
こうやってブログを書いていなければ
カメラを触ることは確実になかったと思います。

僕の場合ですと「写真を撮る楽しみ」というのは
そこまで重要ではなくて、
「人に説明する時に画像があると便利」
という部分の方がすごく大きいです。

なんか自分でもよくわからないんですけど
いいものに出会ったりすると
「これのここがいいんだよー!!」と
すごく力説したくなってしまう癖があるみたいで
そこが転じて「きちんと伝えたい」だとか
「相手がわかりやすいようにいろいろしたい」だとか
そういった欲求があったりなかったりしています。

たとえば、旅の道中にあったことや、
買ってよかった便利な製品を説明するときに
どうしても言葉だけでは足らない部分があったりして
そういったときに写真や動画などが必要だなぁと思ってしまいます。
(本当は実物や現場が取り出せればいいんですけど)

そこで必要になってくるのが「カメラ」なんですけど
カメラって意外と持ち運ばないんですよね。
でもiPhoneやスマホならいつでもポケットに入れていて
そちらの方で写真が撮れてしまいますし、
カメラで画像を確認するよりも
スマホで確認した方が管理がしやすかったりします。
ですので、先述の通り「iPhoneで十分」って意見は
今でもそんなに変わっていない感じです。



じゃあなんでカメラが必要なの?
カメラを扱うのに最大の欠点は
先ほどの通り「持ち運ばない」ということ。
だって重いもん。

対して、iPhoneやスマホは先ほど書いたとおり
だいたいポケットに入れて持ち歩いていますから
突然訪れるシャッターチャンスなどにも
きちんと対応出来てしまうわけです。

カメラは、極端な書き方をすると
「シャッターチャンスを捕らえられなければ意味がない代物」
だと、僕は思っています。
言い方を変えると「いつでも肌身離さず持っておくべき」
というのがカメラに求められる部分でもあるわけです。

その点だけで語ろうとすると
やっぱり「スマホ最強説」になっちゃって
ともすれば「カメラ不要論」に行き着いてしまいます。
けど、カメラはやっぱり必要なのじゃぜ!





極端な例でいうと、こういった超広角域は
スマホでは絶対にとれないんです。
これが僕の中ではカメラを持つ理由になっています。






スマホやiPhoneなら、さっきの例でいうと
「買ってよかった便利なもの」までなら
十二分に撮影をまかなうことが出来ます。
基本的にこのブログでレビューしているものの写真は
iPhoneで撮影していたりして、すごく便利に使ってます。

ただ、もう一つの例でいうと
「現場の写真」みたいなものは
iPhoneではすごくまかないにくいのです。






たとえば「山に行ってきたよ!」って
言葉で説明すると「ふん、山いったのね」で
終わるんですけど、こういった写真を合わせて出すと
「どこ行ってきたの!?」って反応されたりします。
そうやって食いついてもらえれば
すこし説明もしやすくなったりします。
その「すこし」って部分だけでも
重いカメラを持ち運ぶ価値があると僕は思います。






あと、部屋の写真とかで壁ぎりぎりまで寄っても
全体をとるのとか難しかったりするときにも
超広角ってすごく便利です。
この写真は、後ろに船から下りるお客さんが
すっごいひしめき合っていて
これ以上下がれない状態で撮ったのですけど
わりと視界に入っている全体を撮影できたりしました。

「自分の立っている場所の説明」なんかは
割と難しかったりするので、こういった機材は本当に助かります。



「超広角と望遠」ってほんとに大事!


蓮の花は池の上に浮いているので
やっぱりiPhoneで撮るのは難しいです。
こういうときは望遠が活躍してくれて、
これもまたiPhoneでは撮りづらい素材です。






花畑の入り込めないところを切り取ったりだとか。






圧縮効果で遊んだりだとか、
そういった使い方が出来るのは
レンズ交換式ならではかな?と思います。






反面、こういった写真は割とiPhoneでも
まかなえてしまうので、
やっぱりカメラを使う理由を考えると
「自分の立ち位置からの視界を収めたいとき」や
「手の届かない範囲を詳しく見たいとき」など
画像の器用さ的なものを求めるのに
抜群の威力があるなと思います。

そんな感じで、僕の場合は
「iPhoneの便利さ+カメラの器用さ」
といった組み合わせがすごくいいみたい。

カメラ単体ではデータを扱うことは出来ません。
iPhoneだけでは足りない部分があります。
なので、カメラとiPhoneをWi-Fiなどで
上手に連携させてあげると
ものすごく足回りのよいシステムになる、という印象です。




カメラが外に連れて行ってくれる
もう一つ、僕の中でカメラを持ってみてよかったと思うことに
「被写体を探してうろうろするようになる」ということがありました。

せっかく買ったものですからどこかしらで使いたいわけです。
部屋の中だけではすぐに飽きてしまいますから、
「じゃあこれを持ってどっかきれいなものを探しに行こう」とか
いろいろ考えちゃったりします。

夏頃には蓮の花を見に早朝から電車に乗って
一人で街のはずれまで散歩しにいって
汗だくで帰ってきたりもしました。
今までではおおよそ思いつかなかったような
行動もとってしまうあたり、カメラの恐ろしいところだと思います。

僕みたいな出不精の人間でも
なにかしら面白いことを家の外に求めるようになるのは
iPhoneではあまり考えなかったことかもしれません。

カメラだけの話ではなく、
たとえば高性能で軽量なノートPCを買ったとすると
出先でちょちょっと仕事をしたりだとか
今まで机に縛られていた範囲からすこしだけ
行動が変わっていったりします。

デバイスによって自分の行動範囲が変わるのは
存外面白かったりしますし、
そういったことを求めて新しいデバイスに触れるという
側面もあったりすると思います。

きれいな画像を作ることが出来るのがカメラの性能なら
それを持ち運んで遊べる付加価値はなかなかお得感があり
僕にはとても楽しいデバイスになってくれました。




でもやっぱ重いわ


でもやっぱり重いです。カメラ。

α7の時にも書いたんですけど
D800+28-300mmの組み合わせは2キロ近くになります。

冒頭にも書きましたが、
もうこのカメラは手放しています。
売却した理由の一つに
「1日振り回していて首肩を痛めた」
ということがありました。

デジイチはレンズが交換できる反面、
当たり前の話ですが、交換するレンズも一緒に
持ち歩いたりするわけです。

必要なレンズを鞄に詰め込むと
その他の機材と併せてなんだかんだで
5kg近い重量になったりすることもあります。

これをボディバッグで肩から提げていると
まぁ昼過ぎ頃にはへとへとになりますし
翌朝は「なんか肩に違和感がある」となります。
繰り返していたところ鎖骨のあたりに
鋭い痛みが走るようになってしまって
どうにもならなくなってしまいました。

そんなことがあったりして
「軽いカメラを…軽くて高性能なやつを…」と
α7に飛びつきました。
実際このカメラ、前に書いたレビューの通りすごくいいです。
ただ、D800+28-300mmは売却した今でも
便利ズームを基軸とした構成なら
最強に近いシステムだったなぁと
ぼんやり思ってしまいます。

持ち運ぶことと重さの関係は
カメラだけでなく、いろんなところで
最大公約数を自分で探し出すことが必要になり
そういった意味ではD800を使えたのは
貴重な情報を得る機会でした。



なんかだらだらと書いてしまいましたけど
結局のところ、カメラは食洗機ほど便利ではないです。

当たり前の話ですが、いくらきれいに写真を撮ろうが
カメラはカメラなので用途は限られます。
そういった意味では全くベストバイではないのですが、
僕の中では「説明するのに便利!」「なんだかんだで外に出る」
「デバイスの勉強になる」という部分ですごく役に立ってくれました。

特に「デバイスとしてのカメラ」を考えていくと
「一瞬で15MBの画像データを生成するマシン」として見たときに
そのでかい画像をスムーズに表示できるタブレットないしPCを
どう用意したものか、そのデータをどう扱って
どういった形でだれと共有していくの?だとか、
いろんなことを組み立て直さないといけなくなったりして
とても刺激的で面白みのあるデバイスです。

と、こうやって書けば書くほど
用途として普通のひとにはおすすめしづらくなっていくのですけど
・人に何か説明することがある
・なんか手ぶらで外に出るのがもったいない
・タブレット買ったけどうまく使えていない
・ブログやってる

こういった方にはちょっとおすすめしたくなったりします。

「α7いいよ!レンズないから今買うべきじゃないけど!」
と、おすすめしたいけど出来ない事情も含めて
フルサイズ機はすごくおすすめなんですけど
早くツァイスのF4超広角きてくれー!!と言ったところです。

ほんとにカメラに関しては
話すことが尽きない感じです。
なんだかんだ書きましたけど
2013年で買ったものの中で
「買ってよかったー」と思えるデバイスの
ひとつにはなっていると思います。



SONY デジタル一眼カメラ α7ズームレンズキット ILCE-7K/B
ソニー (2013-11-15)
売り上げランキング: 37,029

Nikon デジタル一眼レフカメラ D800 ボディー D800
ニコン (2012-03-22)
売り上げランキング: 27,654


254 【レビュー】 SONYのフルサイズ機「α7」が届いたのです(使ってみた編)。



先日「発売日に届いたよ!」とブログに書いてから
もうかれこれ2週間ほど経ってしまいました。

■251 【レビュー】 SONYのフルサイズ機「α7」が届いたのです(開梱編)。 | almostdead

その間、いろいろ忙しくしており
ほとんどカメラを触る時間がとれず
レビューをしようにもなにも写真を撮れていないどころか
電源をオンにすることすら出来ませんでした。

やっと忙しさが落ち着いてきて
すこし街の方に出る機会もあったので
鞄にα7を入れてうろうろ。
触ってみて思った事を
つらつらとかいていこうと思います。



ボタンのカスタマイズ性がすごく高い!


カメラ性能や内部機能のことを書いていくと
山のごたる文章量になってしまいますので、
特筆する点だけ上げていこうと思います。

まず「こりゃすげえ」と思ったのは
「ボタンのカスタマイズ性」。

本体にあるボタンのほとんどに
機能割り振りが出来て、
そしてそれを自分でカスタマイズすることができます。

加えて、今回α7/7Rには
「ファンクションメニュー」という
ショートカット的な機能が盛り込まれており
使いたい機能へかなり短手数で潜り込むことができます。





こういった感じで、「Fnキー」を押すと
上下6個ずつ、合計12個の枠があり
そこに自分の好きな機能を割り振る事ができます。






これが結構むちゃくちゃな数を
当てる事が出来てしまって
なんというか
「これだけあれば足りるだろー!!」みたいな
文句を言わせないくらいの勢いがあって
とても面白いです!

いろいろカメラを使ってきたんですけど
やっぱりどことなく「こう使ってくださいね」というような
言い方は悪いんですけど「設計の押しつけ」みたいなところを
操作性によく感じていました。

「カメラもデジタルデバイスだからボタンとか操作性とかは
もっとカスタマイズ性を高くとってもいいんじゃないのかなぁ」と
日頃思っていた派の僕としては、今回のこのα7の機能性は
すっごくうれしかったりしました!






ボタンのカスタマイズも、






こんな感じでかなりいじれるようになっています。
今回、人物用に特化した「瞳AF」とかの
新機能も搭載されているので
そういった割り振り方も好みで出来きちゃいます。

道具とかは使い込んでいくと
「ここがもうちょっとこうだったらなぁ」という点が
得てして出てくるものですから
そういった部分をカスタマイズ性で吸収出来るような
設計があらかじめ織り込んであるのは
とてもありがたいなと思ってしまいます!



スマホ転送がスマートになった!



α7/7Rにはスマートフォン転送機能が備わっています。

フルサイズ機でこれを標準搭載しているのは
キヤノンの6Dだけ(ニコンD600はアダプタが必要)だったので
この機能が搭載されて個人的にすごくうれしかったです!

NEX-5Rの時からスマホ転送を使っていて
これが猛烈に便利でした。

■249 【レビュー】ソニーのミラーレス、「NEX-5R」をじっくり使ってみたのです。(後編) | almostdead

こちらで少し触れています。

撮影した画像をチェックするのにも
タブレットへの転送なんかはとても便利ですし、
何よりスマホなどへ送っておくと
TwitterやFlickrなどでの共有が簡単ですから
「撮った画像を使用する」という意味では
カメラから画像を楽に引き出せるのは
ものすごく重要な事だと実感しています。

Eye-Fiも使っていたのですけど
「機種が対応していない場合がある」
「電池消耗が激しい」「カードを選べない」
など、いろんな制約があったりしたので
こうやって本体側でWi-Fi対応してくれるとすごく助かります。






動画を撮ってみました。

すみません、タブレットを片手でもって
動画を撮ったのでちょっとがたついています。
画面に張ってあるテープはパスワードを隠す用のものです。

NEX-5Rの時は、スマホ側がカメラをつかんだ時点で
「どこ画像を転送する?」って画面が出てきたんですけど
アプリのアップデートなのか
α7の機能なのかちょっとわからないのですけど、
α7は接続した時点で指定した画像を全部転送してくれるようになって
より使いやすくなった印象です。

大体α7で撮影した写真のデータは1枚10MBほどになります。
10MBも転送している割には転送速度も悪くなく
SDカードを抜き差しする手間も省けます。
なにより、iPhoneは基本的にSDカードを読み込むことが出来ませんし、
iPadでSDカードを扱おうとすると専用の機材が必要になります。
iPad用のSDカードリーダーは3000円くらいして
地味に高いですから、こうやって無線で流し込めるのは
とっても便利で手間がかからず経済的(?)!

AndroidでNFC対応している機種だと、
カメラ側面部分に近づけるだけでつながるみたい。
残念ながら手元に対応機種がなくて確認出来ませんでしたが
ここまで簡単になっていくと
本当にカメラが一つのデバイスとして
すっごく扱いやすくなっていきます。

こういった「カメラは撮影するだけじゃなくて、
撮影したデータをアウトプットするまでが大事!」という
設計思想的な部分がとてもソニーらしくてすごく好きです!




テキトーに撮ってきました

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あまり撮影できなかったのですが、
いくつかサンプル代わりに乗せてみます。

とりあえず、レンズのボケ感とかどうかな?とおもってパシャリ。



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奥にフォーカスでパシャリ。
さすがフルサイズ、F値の割にがっつりボケてくれます。

標準ズームのSEL2870も、すごく軽くて
それなりの画質を出してくれて扱いやすいです。

レンズ性能的には、むちゃくちゃいい!って訳ではなく
「α7の性能を引き出すのにはもう少し足りない」といった印象ですが、
値段を考えると結構がんばってるんじゃないかな?と思いますし
何よりも本体と合わせた軽さがすごく相性よいのが
すごく気に入っています。



■クリックで拡大


天神の地下街です。
こちらの画像だけ加工しています(顔モザイク処理)。

天神の地下街は天井の模様がすごく綺麗で
いつも気に入ってあるいているのですが、
この季節になるとそこにクリスマス用の
ライティングが施されてより一層
華やかな雰囲気になります。

■てんちかについて | 天神地下街




■クリックで拡大


手前にフォーカス。
左端に工事用の壁がはいっています。
ここ、長く天神地下でやっていたカフェがあったのですが
残念ながら閉店してしまいました。ちょっと悲しい。

そんな話はさておき、α7+SEL2870を使って思うのは
「コストパフォーマンスのすっごくいい!」ということ。

極端な話をすると、性能だけで言えば
ニコンのD800Eとかα7Rとかが出てくると思います。
ただ、そちらを考え始めると金額的にレンズを含め30万以上を
求められてしまってちょっと手が届かないぞ、ということに
なったりならなかったりです。

α7+SEL2870のキットであれば
実売で16万弱と、上記の半額近い値段で
フルサイズ機を実動させることが出来ます。
この価格帯って僕はすごいことだなと思います!




■クリックで拡大

場所を移しまして警固公園。
今はクリスマス時期なので
イルミネーションが展開されています。

■天神のクリスマスへ行こう2013 – 魅どころいっぱいの天神イルミネーション




■クリックで拡大

去年はスケートリンクもあったのですが
今年は展開しないそう。
それでも広場は結構ひとがあつまっていて
思い思いに写真を撮っていました。





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α7の液晶は上下に動いてくれます。
フルサイズ機ではソニーのα99でしか
なかった機構でした。

液晶が動いてくれると
地面すれすれで撮影するときとか
すっごく楽に撮影することができます。

写真も地面に近いところから撮影しています。
こうやって被写体を煽る形で撮影すると
また違った印象のものが撮れるので
よりカメラを扱うのが楽しくなっちゃいます!





■クリックで拡大


今まであまり標準ズームを
しっかり使う機会がなかったので
28-70域もなんだか楽しく使えました。

ボケ味や画質なんかは単焦点の方が優れてるとは思うのですけど
手元の操作で景色をトリミングするみたいな
「選び出す」ような作業もすごくおもしろいです。

あと、このSEL2870というレンズは
ものすごく手ぶれに強い印象を受けました。

今までマニュアルで撮る際は
なるべくシャッタースピードを1/125より遅くはしないように
気をつけていたんですけど、このレンズだと1/60位までは
かなり手ぶれしないでがんばってくれるので
ISOをあげずにすんだり、F値を結構絞れたり
今まで使えなかったやり方で遊ぶことができました。

本体側に手ぶれ補正がないことが不満点として
あげられていたα7ですけど、レンズ側がしっかりしていれば
結構なんとかなる印象を受けました。
ただ、その場合だとレンズを選ばなきゃいけないので
やっぱり本体に手ぶれ補正があるに超したことはないですね。




終わりに



というわけで、α7のレビューでした!

すみません、テーブル撮影的な接写サンプルが間に合わなかったので
またどこかしらでご飯食べたりしたら撮影して追記しようと思います。

だいたい撮影したのはオートモードだった気がするので
極端な話をすれば、α7を使えばだれでも上のような写真をとれます。

撮影の腕はさておき、性能はすごくいいもので
これからレンズが出そろうのを期待してしまいます!

再三書いていますけど、本当に本体重量がすごく軽くて
今までD800を振り回していた身からすると
肩も腕もすごく楽になりましたし、
スマホ連携もずっと楽になってくれて
僕にとってはものすごくありがたい1台でした。

・すっごいきれいに写真を撮りたい
・撮影したものをすぐ人に見せたい(共有したい)
・暗いところでもきれいに撮りたい
・本体はある程度軽い方がいい


こういった方にはとても向いている機体だと思います!

フルサイズEマウントは新規立ち上げになるので
現状ではレンズが2本しかないので
もうちょっと待ってからでも遅くないかもですが、
来年の発売を予定していたツァイスの55mmなどが
年内前倒しになったりと、ソニーの本気が伝わってくるようで
これからもすごく楽しみなα7/7R。
しばらく僕の相棒になってくれそうです!


SONY デジタル一眼カメラ α7ズームレンズキット ILCE-7K/B
ソニー (2013-11-15)売り上げランキング: 35,136

SONY デジタル一眼カメラ α7 ボディ ILCE-7/B
ソニー (2013-11-15)売り上げランキング: 9,282


SONY デジタル一眼カメラ α7R ボディ ILCE-7R/B
ソニー (2013-11-15)売り上げランキング: 16,916


SONY Eマウント交換レンズ Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA SEL35F28Z
ソニー (2013-11-15)売り上げランキング: 30,505



SONY マウントアダプター LA-EA4
ソニー (2013-11-15)売り上げランキング: 4,586





251 【レビュー】 SONYのフルサイズ機「α7」が届いたのです(開梱編)。

11/15、本日発売!


先ほどα7が届きました。
ソニー公式で予約して、午前中に届くよう手配。
届いたのはちょうど10時で、かなり早く入手できたと思います。

事前にわかってたこととして、
「本体からのUSB充電なので充電器は付属しない」
「USB充電は時間がかかる」のふたつがあります。

ですので、届いてもすぐには使えないわけで
これを書いている間「早く充電終わらないかなぁ」と
そわそわしていたりするところです。
(NEX-5Rの電池を差し替えれば使えるのですが、
今5Rは貸し出ししていまして…)

というわけで、まずは開梱から参りたいと思います。



内容物は少なめ!



というわけで、かぱっ。

保証書や説明書が入っています。






さらにかぱっ!下の段。

本体、レンズ、ストラップ。






さらにかぱっ!

USB給電器、USBケーブル、バッテリー。






全部でこれだけです!
すっごいシンプル!
ソフトのCDも付属してなくて
公式サイトからDLする形になっています。




本体はやっぱり小さい!



早速本体を取り出してみます。
第一声はやっぱり「うぉぉ…ちっちぇえ…」でした。
このボディでフルサイズって何度触っても驚愕!






とりあえずボディの写真をば。

上から見るとボディの薄さがよくわかります。






サイド。

左から「マイク端子」「ヘッドホン端子」
「USB端子」「マイクロHDMI端子」です。

先述の通りUSB端子から充電ができます。






下。電池が入ります。






サイド。

NFC機能に対応していて
AndroidなどのNFC機種と連携できたりします。






背面。
右側にカードスロットがあります。

本体はこんな感じです。






バッテリーとUSB充電器。

本体の割に電池が小さいのが気になるところです。




レンズ装着!



今回α7を買うにあたって
レンズキットの方を選んでみました。

これは標準ズームレンズの「SEL2870」。
28-70mm域でF3.5-5.6です。

「ん?通しF4とかじゃないの?暗くない?」と
すこし思ったりもしたのですが、
持ってみて実感、「なにこれむちゃくちゃ軽い!!」

レンズの「明るさ」と「重さ」はトレードオフなところがあって
簡単に説明すると「暗いところでも撮れるようにするとすげー重くなる」
「そこそこ撮れる、で良いなら軽くなるよ」みたいな感じで
このレンズは後者を選んでいたりします。

「本体サイズが小さく軽いなら、レンズもそうしましょ!」といった組み合わせで
触ってみるととっても実用的というか、すっごいフルサイズ機について
ソニーが考え抜いたのがわかってきてしまってもう触ってるだけで興奮してしまいます!ほげえ!






とりあえず装着しよう!とボディキャップあけたところ
ミラーむちゃくちゃでけえ!!ほげえ!!

Eマウントぎりぎりサイズに入れ込んでいて
結構迫力があります。すげぇ…。






装着!
か、かっこいい…。




こっそり持ってたD800と比較!



さて、ここで取り出したるはニコンのD800。

こちらもフルサイズでかなりの高性能機です。
「ちゃんとカメラのことを知るなら
通っておかないといけない道がある」と思い、
中古で安いものを探して入手。
7月頃からがっつり使い込んで勉強していました。

ちょっと話はずれるのですけど
友人が5D3を使っていて一時期交換していました。
今回α7を買うにあたり、現行のフルサイズ機3つを
使い比べできてすごくためになっています。

閑話休題。
D800との比較です。
だいぶボディサイズが小さいのがわかると思います。
(D800についてるのは28-300なので
まったく同じというわけではないのです)






正面から。
α7が二回りくらい小さい感じ。





せっかくなので重さを量ってみます。

α7の本体重量は472.5g。






SEL2870の重量は333.5gです。






D800の重量を量ってみたところ
1kgを超えてしまっているみたいで
エラーが出てしまいました。






しょうがないので、バッテリーを外してまず本体から。
918gです。






バッテリーは87g。

合計1005g。約1kgですね。






こちらは「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」。
便利ズームなので比較として出すには適当ではないのですが、
もののついでの目安くらいに考えていただければと思います。

このレンズの重さがだいたい890g。





α7にレンズを装着してはかってみたところ、
794gと表示されました。
計算上は806gなので12g軽くなっていますが
だいたい800gくらいの重さだと思います。

D800が本体だけで1kgあることを考えると
やっぱりこの本体サイズと重量の軽さは驚嘆に値しますですよ!!ほげえ!

実際、レンズまで装着した本体を触ってみると
モックを触っているような、
「中身はいってるのこれ?」と感じるくらい
不思議なふんわり具合で
早く持ち運びたくなってしまいます!



起動したけど電池がねえ!



ちょっとだけ起動。

時刻指定をさくっと終わらせると。






ソフトはネットからDLしてねーと表示されます。面白い。






起動画面。
やっぱり電池1%しかねえ!!





せっかくなのでEVFを撮影してみようと画策したのですが、
なんとも難しく次回以降のレビューに反映できるか微妙でした。
もうちょっといろいろやってみようと思います。




機能レビューは次回以降へ…



というわけで、とりあえずα7開梱編でした。

時間があればこの週末でどこか撮影して回りたいのですが
残念ながら時間がとれそうになくて
撮影レビューなどはもうすこし先になりそう。

本体機能のカスタマイズなど
設定項目が多岐にわたるみたいなので
まずはその辺からいじっていこうと思います。


■254 【レビュー】 SONYのフルサイズ機「α7」が届いたのです(使ってみた編)。 | almostdead


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250 福岡で開催されたソニーのα7/7Rの特別体験会に行ってきたのです。

α7の実機を触れる!



11/2に開催された
ソニーのα7/7R特別体験会に行ってきました。
すっごい楽しかったです!!

この体験会は、東京、名古屋、大阪、札幌、福岡の5カ所で開催されました。

僕自身、こういったイベントへ足を運ぶ事は
今まであまりなく、気になる製品はとりあえず購入して
じっくり使ってみてからいろいろ考えることにしているのですけど、
α7は発表されてから気持ちがそわそわ浮き足立つくらい
気になってしまっていたので、
このイベントが開催されると聞いて
珍しく「必ず行こう!」と決めていました。

イベントとしては「実機の展示」「カメラマンによるトークショー」
「αクリニック(機材点検サービス)」といった内容だったのですが、
僕は「実機に触れるー!!」というのだけで
頭がいっぱいになっていて、
NEX-5Rを持って行くのを忘れてしまって
せっかくの点検サービスを受けれなくて
ちょっと失敗してしまいました。

ただ、その分会場にいたソニースタッフの方に
いろいろお話を伺えたので、それはそれですごくよかったです!






会場は天神の北の方にある
「ギャラリースペースWATASI」という場所。



大きな地図で見る

ショッパーズのちょうど隣のビルの2階でした。
初めて行く場所だったのでちょっと迷ってしまいましたが、
立て看板が置いてあって見つけたときは一安心。

帰ってきてから調べてみると
ソニーの発表会ではときどきこの場所を使っているみたいなので
また訪れることもあるかもしれないです。




馬場信幸さんのトークショー




会場に到着したのはちょうど11時。
すぐにトークショーが開催されたので
まずそちらの方を見に行きました。

会場はむちゃくちゃ広い!って訳でなくて
たぶん40人も入ればギュウギュウなくらいの場所でしたが、
席は全部埋まっていて会場も盛況だったかな?と思います。

今回、福岡でのトークショーを担当された
馬場信幸さんはカメラ雑誌「CAPA」の副編集長をされていた
カメラマンで、福岡だけでなく大阪名古屋でも
トークショーを担当されていました。

トークショーの内容としては
「α7のこういう部分が良いよ」の話、
「APS-C用のEマウントレンズでも楽しいよ」の話、
「HDRなんかもよくできてるよ」の話などを
1時間に渡っていろいろ説明してくださっていて、
α7の魅力もそうなのですが、
旧レンズとの組み合わせ方などにも話が及び
大変充実した内容でとても楽しかったです。

■馬場信幸の写真工房

こちらが馬場さんのサイトとのこと。
TOPにある女性の写真はα7で撮影されていて
会場でも作例として登場していました。




α7の実機!



そしてα7の実機です!
うおおおむちゃくちゃかっこいいいいい!!!
興奮しすぎて写真撮るの忘れてくるくらい
いろいろ触り倒してきました!!

先に書いてしまうと、
「帰ってきてからすぐに予約した!」
ってくらい、僕にはすごく良いものでした!

発売日には手元に届くはずなので、
そこでまた改めてレビューをしようと思います。

会場は先ほど書いたとおり、
盛況ではあったのですけど
ほどよい人の流れだったので
かなり実機を触る時間に恵まれました。

スタッフの方もすぐそばにいらっしゃって
質問があればすぐに答えてくれたりと
至れり尽くせりの体制で
「なにここ天国なの!?」と
脳汁だらだら垂れ流しながら
ぶへへへぇぇ!!とだらしない顔で
触りまくっては質問を繰り返したりと、
本当にスタッフの方には感謝しきりです。






さて、α7とα7Rは
基本的に「α7R」の方が上位機種、という位置づけです。

■247 「フルサイズミラーレスα7・α7R」とD600・800、6D・5D3を比較検討してみたのです。 | almostdead

ただ、上位機種というのが
一概に「機能が上」ということではないのがポイントで
機能によっては下位の7の方が優れているところもあります。

会場で他の方もスタッフさんとよく話していたのが
「シャッター音」の大きさ。
7Rの方は結構「バシャ!バシャ!!」と大きな音を立てていて
この辺は「良い悪いでなく、好き嫌いが分かれそうだなぁ」と
ぼんやり思ったりしていました。

それから、7Rは撮った写真を本体で確認する際、
7と比べたときに1テンポ表示が遅かったりしました。

7Rは画素数が3640万画素と
かなり大きなサイズになっているのも
影響しているのか?と思います。

こういった使用感って
例えば、7だけとか7Rだけ触っていると
「まあこんなものかな?」と思ってしまうところですが、
こうやって両方をしっかりじっくり
触れることができると、気づける点もとても多くて
そういった意味でも今回この体験会に参加して
本当によかったなぁってしみじみおもいました。




現行のレンズが全部試用できるなんて!



会場には7/7Rの他にも
現行販売されてあるレンズがすべて置いてありました。

いろいろ見ていたところ
「これ、試してみますか?」と
スタッフさんが気さくに声をかけてくださって
「ええ!!?試して良いんですか!!?」と
すっごいびっくりしながらも
いろいろ触らせていただきました。

今回、α7/7Rは「Eマウント」というレンズ規格を採用しています。

簡単に説明すると
「新しい規格で作るので、7/7Rで使えるレンズはまだ少ないよ」
ということなんですけど、
そこは既存の「Aマウント」というレンズ群を使える
アダプターが用意されていたりします。

ゲーム機なんかでもそうなんですけど、
新しいハードを立ち上げる際は
「やりたいソフトがない」ということが
往々にしてあるように、
今回の「Eマウント」という規格変更は
「まだ欲しいレンズが登場していない」
という印象です(具体的には超広角域)。

しかしながらAマウントにはカールツァイスなどを筆頭に
優秀なレンズがかなりそろっていて
マウントを使えば、その資産を有効活用できたりしちゃうわけです。

ただ、フルサイズに使えるレンズというのは
それはもう、それはもうすごいお値段がしてしまいます。
ですから、それを体験する機会なんてほとんどないのです。

そういったこともあり
スタッフの方が「試されてみます?」って
声をかけてくれたときは
「ぶえっふぇ!?良いんですか!?」と
変な声が出てしまうくらい
ありがたい話だったりしました!






「すみません、僕Aマウントの機種もってなくて
レンズよくわからないんですけど、
超広角域のレンズってどれになりますか」

「こちらの16-35ですね」

「あ、ツァイスじゃないですか!
これ、おいくらぐらいするんですか?」

「えーっと23万くらいでしょうか?」

「ああqsrftgyふじ!!」

みたいなことをスタッフさんといろいろ会話しながら
気になったレンズを試させていただきました。

さすがに23万は手が届かないよォ…と
泣き言を言ったりもしていたら
「一応今回のレンズ立ち上げの中にも
超広角域はラインナップしてありますから
そちらも期待してください!」と
フォローされたりしました。

写真はAマウントの70-300になります。
これが触った感じ、すごく軽いのに
描画もよくって「うおおなんじゃこりゃ!!」と
驚きながら「またとんでもない値段するんでしょ!!」と
確認したら「これは8万くらいなんです」と驚きのプライス。

金銭感覚が若干おかしいのは自覚あるんですけど
正直このコストパフォーマンスはかなりずば抜けてる感じがありました。
スタッフの方も「今日来てくださった馬場先生も、このレンズはイチオシ!と
愛用してくださっています」とニコニコ言っていて
ソニーのレンズって結構すごいんだなぁとびっくりしました。

最近、D800や5D3などを触る機会もあり
「なるほどカメラは使いたいレンズで本体を選ぶべきだなぁ」と
思っていたところで、その点ニコンやキヤノンは
とても性能も価格も優秀なレンズがそろっているのが印象的でした。

そこから比較すると、失礼な話ですが
「ソニーのツァイスはすごい描写良いけど
価格もすごくて手が出せない」というのがあったりして
すこし考慮から外れてしまう印象を持っていました。

これは完璧に僕の不勉強から来てる偏見だったので、
今回こうやってレンズを触らせてもらう機会があって
たたき直してもらえて、本当に感謝しきりです。
これだけ触らせていただいて、笑顔で対応してくださって
「この体験会にこれてよかったよー!」と7を触りながら
しみじみおもっていたりしました。




スタッフさんにいろいろ聞かせていただきました

そんな感じで、さすがソニーのスタッフさん
1を聞けば10を返してくださる丁寧具合に
メロメロになってしまい、いろいろ話を聞き込んでしまいました。

いくつか踏み込んで聞けた部分もあったので
覚えている内容を書き出してみようと思います。
記憶があやふやだったり、内容が要約されていたりするので
正確ではないかもしれない点、ご了承ください。

——————————————————-
・今回、Eマウントに移行したわけですが。
もちろんAマウントも継続していきます。
Eマウントは規格を立ち上げる段階で
「ここにフルサイズを入れます!」と
開発陣は最初に言い切っていました。
(「マジすか!?」「本当です」)
ですので、どちらもやっていく方向です。
——————————————————-
・ツァイスの35mmってなんでF1.8じゃないの?
それ、すごく言われますw
RX1という機種(レンズ一体型フルサイズ)があって
こちらが「コンパクト」を念頭に置いたモデルでした。
今回7/7Rは、その「コンパクトさ」を長所にしたい部分もあって
35mmはF2.8というレンズになっています。
(「逆算でこの設計になったんですね」「そうですね」)
私どももよく量販店さんから
「やりたいことはわかるけど、
お客さんが欲しいものもつくってくだいよーw」って
言われたりもしています。w
Fを1.8にするのは技術的には難しくないので
レンズとして出てくる可能性は十分にあるので
期待していただけるとうれしいです。
——————————————————-
・α7、実際触ってみてすごくよかったです!
フルサイズに対する本気度がすごく伝わりました!

ありがとうございます!
そう言っていただけてとてもうれしいです。
実を言うと、「α7R」はフルサイズでなく
「中判機」を視野に入れて開発を行いました。
(「でえええ本当ですかああ!!」「はい!」)
今デジタル中判はペンタックスさんの
「645D」しかないので、中判の方向性も
これから目指したいと思っています。
——————————————————-
・体験会でこうやって話をさせていただいた事は
開発にフィードバックされたりするんですか?

もちろんしております!
こうやってお話しさせていただいたことも
きちんと裏でメモをとって会議のときに
話としてあげています。
ですので、こうやってお話いただけているのは
とてもありがたい機会をいただいていると思っています。
——————————————————-
・α7、すごいいい機体だと思いました。
逆に、東京から体験会やってきてネガティブな
感想とかありましたか?

やはりというか、本体デザインの真ん中が突出している部分が
苦手だ、というお声はいただきました。
(「あ、なるほど。でもデザインは好みの話なので難しいですね」
「そうですね。」)
——————————————————-
・トークショーで触れられてましたが
SEL50F18(APS-C)のレンズって価格と性能がすごいですね

ありがとうございます!
あのレンズは若い開発者が担当していて、
今までにあった発想を超えて作った1本で
それがすごく良い結果に結びついた形だと思っています。
(「わーこれからもそういったレンズ出てくるんですか!」
「期待していてください!」)
——————————————————-

思い出せる分だとこのくらいです。

なかんずく、中盤の話はすっごいびっくりしました!
フルサイズでも驚いたのにその先まで見据えていて
今回のα7/7Rの本気度と、その先に向ける情熱を
スタッフの方々からひしひしと伝わってきて
本当に楽しかったです。

僕も途中からヒートアップしすぎてしまって
「ソニーの製品ってすごく先進的で
そういうところがすっごい好きなんです!」
とか言い始めてしまったところ、
スタッフの方もそのときだけは
「一個人としてソニーの製品が好きなんです!」
といったノリになってきてくれて
すごくうれしかったり楽しかったりしました。

そういったスタッフの方と会話してると
「この製品っていろんな人たちの
ものすごい情熱で作られているんだなぁ」と
伝わってきて、実際その姿勢がすごく良い形で
α7/7Rに出てきているのを見て触って実感できて
本当によかったと思います。




すばらしい製品は買い支えたいなと思います

正直いうと「ミラーレスフルサイズの1世代目だから
成熟するまで待った方が良いのかなぁ」と
触ってみるまでは思っていました。

先に書いたとおり、レンズの立ち上げには時間を要しますし
慌てずにゆっくりレビューを見てから考えるでもいいかなぁと
ふんわり構えていた感じです。

今回、こうやって体験会に行って
いろいろお話を聞かせてもらっていて
すっごく楽しくて勉強になって
考えがぐるん!と変わってしまいました。

スタッフさんと以下のようなお話させていただいきました。

「先んじてやるという事はリスクもすごく高い事だと思います。
今回のα7/7Rは、革新的な内容でありながらも
その完成度はものすごく高くて
ソニーがこれから本当にカメラを変えていきたい、という
姿勢がすごく現れている製品だと思います。
僕、ソニーのそういうところ大好きです。
そういった姿勢を応援するのには
製品を実際に買って支えることが
ユーザーの行動として正しいと思っています。
なので帰ったらすぐに予約させていただきます」

というわけで、帰ってきてからすぐに
ソニーストアから予約させてもらいました。

いろんなことに通じると思うんですけど
割と応援していることには
お金を出してあげないと
立ち消えてしまう事って多いと思うんです。

今回の製品は10万円を超える高額のものなのですが
それでも買いたい!って思えるくらい
本気度の高い製品になっているのが実感できました。
そういった製品はちゃんと買わないといけないな、と
僕は思っています。




まだまだ書けてないこともあるんですけど…

そんな感じで、ソニーのα7/7R特別体験会の話でした。

他にもスタッフのカメラマンさんとお話させていただいて
「ソニーの特許情報とかすごく出ているんですけど、
そこを見るだけでもすごく面白いですよ!!
本当にこれからのソニーに期待しててください!」とか
いろいろ話を聞かせていただいて
その話も書きたかったのですが、
だいぶ長くなったので
注文したα7が届いてから
レビューなんかで書けたらいいなと思います。

結局、会場には3時間以上いた計算になって
たくさんお話を聞かせてもらったり
実機やレンズをいろいろ触らせてもらったりと
本当に夢のような楽しい時間でした。

発売まで約2週間、ワクワクしながら待ちたいと思います!



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249 【レビュー】ソニーのミラーレス、「NEX-5R」をじっくり使ってみたのです。(後編)

後半は望遠ズーム!



さてさて、前回に引き続きNEX-5Rレビューの後編です。

今回はダブルレンズキットの、
もう一つのレンズ「SEL55210」のお話です。

前回は「標準のレンズはコンパクトで携帯性が高いよ!」と書いたわけですが、
その「携帯性が高い」というのが何と比較して言っているか?という話につきまして、
ご覧の通りの望遠ズームがむちゃくちゃでけえ。






標準ズームと比べるとごらんのかさばりようです。






最大望遠にするとこれくらいになってしまいます。






違う角度から。

これくらいでかい望遠ですけど、
これが使っていてすごく楽しい!

僕はこれまでにミラーレスを
E-PM1、NEX-5、と乗り換えてきました。

■133 【レビュー】OLYMPUS PEN mini E-PM1をじっくり使ったのです。 | almostdead
■175 【レビュー】 SONYのミラーレス一眼「NEX-5」を購入したのです。(前編) | almostdead
■176 【レビュー】 SONYのミラーレス一眼「NEX-5」を購入したのです。(後編) | almostdead

その2台に関しては「携帯性重視」ということで
パンケーキレンズでの運用を前提に購入を決めていました。
ただ「カメラをちゃんと触るならどこかで望遠レンズが必要」だと
ぼんやり思っていて、今回5Rについてきたこの望遠は
かなりいい勉強の機会になったと思っています。

「勉強」というのは、写真を撮ることもそうなのですけど、
「実際にレンズを荷物として持って歩いたときの疲労度」とか
「換装する手間や時間でどれくらいシャッターチャンスを逃すのか」とか
そういった運用面も全部含めていろいろ体験ができました。

性能はもとより、こういった実際に使ってみるという経験は
僕にとっては結構貴重なものになったので大変よかったです。




どんくらいズームなの?



一口に望遠ズームといっても
どれくらい望遠できるのかよくわかりません。

「えー55mmから210mmだよ!
換算で82.5mmから315mm!」
とか、数字で言われてもぜーんぜんわかりません。

なので、とりあえず写真を撮ってみました。
これが一番手前(ワイド端)です。






で、これが最大望遠!(テレ端)

だいたいこれくらいの距離を撮影できます。

「これくらいの距離」って言われても
すこし伝わりづらいと思います。
感覚的な話をすると、
「立ってる位置から5歩くらい前にいって
撮影しているような距離感」が55mm(82.5mm)、
「肉眼では見えるけど、声が届くか微妙な距離」が
210mm(315mm)って感じです。
こう書いてもわかりづらいですね!






もうちょっと比較してみます。
これがだいたい換算で18mmの画角です。

15~18mmとかになると超広角って言われていて
感覚的には「だいたい部屋の全体を撮影できる」いったところ。
意外と部屋全体を写真に納めるって大変ですよね。
広い範囲を撮影するのって割と特殊(?)なレンズが必要になるわけです。






そしてこれが望遠レンズのテレ端、換算315mmです。
だいぶズームができているのわかりますでしょうか。

と、こういった感じで撮影できるのが
この望遠レンズです。便利!

余談な上に個人的な感覚の話になるので
聞き流してもらえればうれしいのですが、
僕が人に説明するときは

■16mmくらい
・座っているところから室内全体が撮影できるよ!

■35mmくらい
・だいたい人の目で見ている範囲を撮影できるよ!

■50mm
・一般的に「人の目で見てる範囲」と言われてるけど
僕には狭く感じるよ!

■85mm
・難しいよ!

■200mm
・きれいな望遠レンズだよ!300ほしくなるよ!

■300mm
・一般的に手に入るレンズでは最大の距離をとれるよ!

といった感じで言っています。

特に最近よく思うのは
「50mmって狭くね?」ってこと。
写真の本とか読むと、割と基本は50mmみたいな
扱いになっているのですけど
個人的には35mmか28mmが使いやすいと思います。




作例なのです!


■クリックで拡大



ちょっと話がずれましたが、
前半に引き続き
「とりあえず適当に撮ってみたよ」作例です。

あまり凝ったことはしていないようにしていて、
言い換えると「このカメラを買うと、だいたいこんな感じで撮れます」
という作例になっているつもりではあります。

当たり前の話なんですけど、
■フォトヨドバシとか、カメラを売るお店は
ちゃんとしたカメラマンのひとが撮影しているので
ものすごく綺麗に写っています。

ただ、僕は
「すごく綺麗だけど、それを見て買ったひとが
『自分で撮るとなんか違う?』って思ってしまったら
サンプルとしてはちょっと意味合い変わらないかな?」って
思ってしまったりするのです。

ですから、僕みたいな素人が
テキトーに撮る写真も
ある意味、カメラ性能の参考になるかな
と考えてレビューしていたりします。

さて、能書きは置いといて
だいぶ前に撮った桜の写真。
一番手前の55mmで撮影しています。

一番手前、と言っても感覚的にはかなり向こう側で
実際、柵の向こう側にある桜がこれくらい撮れちゃうので
基本的に55mm(82.5mm)は屋外用って感じですね。





■クリックで拡大



桜をもう一枚。こちらも55mmです。

望遠のいいところとしては
「歩かなくても遠くが撮れるぞゥ!」
という、当たり前のところだったりするのですが
外に出るとこれが意外に大事というか便利というか、
「被写体に近づく」というのは結構体力使うことなので
僕みたいな人に連れられてしか外に出ないような
引きこもりは望遠ズームあるとすごく楽だなぁと思いました。





■クリックで拡大



いろいろ使ってみて思ったのは、
この「SEL55210」というレンズ
NEXにすごく相性よく作られてるな、
ということでした。
ものすごく当たり前な感想で申し訳ない。

なんというか、NEX-5R自体は
エントリークラスとミドルクラスの間くらいの立ち位置で
むちゃくちゃ性能が良い!ってわけではないと思います。

このレンズは、そんなビミョーな立ち位置であるところの
NEX-5Rの性能をグググッ!っと底上げしてくれるような
「繊細って方向性ではないんだけど、なんか良い感じに仕上げてくれる」
なんとも使い心地のいい1本だと感じました。

実際、いろんなレビューを見て回ったところ
「なかなかいい」とか「費用対効果がすげーいい!」とか
「べた褒めではないものの満足度は高い」と言った感じみたいで
このレンズがセットでついてくると
かなりうれしいな、と僕自身もすごく思いました。

加えて、前半で紹介した「バリアングル」という
液晶が上下に動かせるよ機能と相まって、
上の写真みたいに地面すれすれにカメラを置いても
ストレスなく撮影ができたりします。

この辺の「使い勝手の良さ」という
カタログに載りづらい部分が
このレンズと5Rの最大の魅力かもしれません。





■クリックで拡大



少し前に書いた月の撮影は
このレンズで行いました。

■213 月撮影の設定についてなのです。 | almostdead






■クリックで拡大



設定を白黒にしてパシャリ。





■クリックで拡大



ぶーん!

飛行機や鳥の撮影なんかは
望遠ズームが主役ですね!
これは流し撮りという技法?らしいです。

シャッタースピードを遅くして(1/30秒くらい?)
動体に合わせてカメラを流しながら撮影すると
背景が良い感じにぶれてくれます。




圧縮効果について




僕も教えてもらうまでしらなかったんですけど、
望遠を使うと「圧縮効果」というのが発生します。

写真中央の、なにこれ犬?の遊具があります。






こちらの写真、犬の遊具の大きさは変わらないのですが、
後ろのベンチの大きさが上の写真に比べて大きいのが
わかりますでしょうか?

これが圧縮効果と言われる手法?で
距離が詰まったように撮影する方法です。

上の写真は55mm(ワイド端)で撮影していて、
下の写真は210mm(テレ端)で撮影しています。

同じ場所から撮っているわけではなくて、
圧縮させたいときはわざと遠くから
テレ端で撮ったりするわけです。

これを教えてもらったときに
「あー!ヒッチコックの!」って
思ってしまったというか、
正確には龍騎のジャンクションで
覚えたカメラ演出の一つでした。





動画で見るとこんな感じで
真ん中のひとは変わらないのに
背景が迫ってくるようになります。
真司君かっこいい!

こういった「なんか見たことあるけど
それってどうやってるの?」みたいなことが
ちょっとずつわかっていくのも
機材を触っていて楽しいところだなぁと思います。




忘れてた大事な機能、Wi-Fi接続!




すっかり紹介し忘れていましたが、
このカメラ、Wi-Fi接続機能を備えています。

iPhoneやiPad、アンドロイドのアプリから
カメラに接続することができ、
撮った写真をすぐに転送することができる機能です。






まずカメラのWi-Fi機能を立ち上げて、
設定からWi-Fiに接続、
アプリを立ち上げたのちに少し待って
接続が確立されるのを確認すると
カメラの中のデータにアクセスすることができます。

上記の通り、転送までにはかなーり手間取ったり
時間がかかったりするのですけれど
この機能、すっごい便利なんです!







・iPadへの転送は別途SDカードリーダー(3000円くらい)を
購入する必要があるけど、Wi-Fiならカードリーダーがいらない

・そもそもiPhoneではSDカードは読み込めないのですごく助かる

・通常、大きいサイズの画像は転送時間がかかってしまうけど、
Wi-Fi転送には圧縮した画像を送れる機能がついているので
短時間でデバイスに転送できる


といったメリットがあったりして、
これが「接続までに時間かかる」というデメリットを
完璧に帳消すくらいの威力があります。

「別にカメラにWi-Fi機能がなくても
Eye-Fiとか無線SDカード使えばいいんじゃね?」
という話もあるにはあるのですけど、
両方使い比べてみた感想としては
やっぱりEye-Fiよりこちらの方が優秀だなと思いました。

理由としては

・Eye-Fi高い上に容量少ない。

・Eye-Fiの自動転送はすごくいいんだけど
電池の消費がすごい激しくなるので用途を選んでしまう。

といった感じです。

電池容量が豊富なカメラとアンドロイドの組み合わせであれば
Eye-Fiはかなり使い勝手がいいのですけど、
組み合わせが限られてしまうと気軽に使うのが難しくなります。

そういった点で、カメラ自体にWi-Fi機能がついているのは
すっごく使い勝手がいいなと体感してしまいました。


あ、あと、NEX-5Rは「USB充電」にも対応しています。

今までは電池が切れると、バッテリーを専用の充電器で
充電しないといけなかったんですけど
5RにはmicroUSB端子がついていて
そこから充電ができてしまいます。

これがものすごく便利で、
途中で電池が切れかかったとしても
モバイルバッテリーなどから充電できますし、
旅に出るときには充電器を持って行く必要がないので
荷物が減ってくれます。

惜しむらくは「充電しながら撮影はできない」ということ。
この点だけは若干しかたないかな、と思いつつも
今後のモデルでどうにか改善されないかな?と
ぼんやり感じているところです。




おわりに




と言うわけで「NEX-5R」とレンズ2本のレビューでした。

最後の方は駆け足になってしまって申し訳なかったです。
レンズも本体も魅力的で説明することがたくさんありすぎました!

さて、この記事を書いている2013/10/30現在、
5Rの後継機種「NEX-5T」が発売されています。

■NEX-5T | デジタル一眼カメラ“α”(アルファ)[Eマウント] | ソニー

こちらは■NFC対応などの新機能は搭載されているのですが、
基本的な性能はほぼ5Rと一緒なので
NFC対応スマホを使っている人以外では
逆に安くなった5Rを狙う方がいいのかな?と
個人的に思っています。
(価格差が25000円以上あるので)


レビュー内でも書きましたけど
カメラ全体を通してみると
この「NEX-5R」という機種は
ものすごく性能がいいって訳ではありません。
ですが、僕個人的には
「レンズ、性能、いろいろ考えるとコスパが抜群!」
ってすごい思えるくらい
お気に入りの1台になってしまいました。

標準レンズは使いやすいし、
望遠レンズはすごいおもしろいし、
ダブルズームキットは
ミラーレスを十分に使い込めるので
すっごくおすすめです!
「なにかカメラほしいんだけど
どれがいいかなぁ」という方の
一助になれば幸いです。