「 2018年03月25日 」一覧

335 冬場の汗対策服を並べてみるのです。(マーモット ポーラテックアルファパワーグリッドベスト・ティートンブロス パワーウールグリッドフーディ)




冬はだいたいこれを着ていたのです


どうでもいい話なのですが、
僕は冬場でもよく汗をかいています。

夏場、汗をかいた状態でクーラーの効いた店に入るのと同じで
冬場に汗かくと、大抵ろくなことになりません。

■318 汗対策重視の行動着を並べてみるのです(ファイントラック スキンメッシュT他)

夏場ではこういった対策をしてますが、
冬は大抵着込むばかりだったので
服装の快適化を計ってみました。

それが写真の2枚です。







ポーラテックアルファ素材です


2枚のうちの一枚、上に装着するベストは
マーモットの ポーラテックアルファパワーグリッドベスト、という服です。
長い名前です。

ポーラテック社のアルファという素材を前面に、
同じくポーラテック社のパワーグリッドという素材を背面に使った
『保温目的でなく、行動中に適したものを』という考えで作られた服です。

■Re:LIGHTPACKING 2016 – Marmot [マーモット]

残念ながら今は廃盤になってしまいましたが、
フリースやダウンのベストでは調節が効きにくい
行動中のオーバーヒートを抑えてくれる1枚です。

前面は化繊の中綿『ポーラテックアルファ』で作られていて
この素材は『適度な保温力と高い通気性に加えて風にも強い』という
結構万能な素材で出来ていています。

背面の『パワーグリッド』は汗を吸い上げて
汗戻りがすくない素材です。
もともとは山で使う際、ザックを背負ってる状態だと
背中には防寒がいらないのを前提に作られています。

ですので、たとえば冬場のランニングなどでは
前面は風を防ぎ、背中の汗は吸い上げて快適さを保つ、など
いろいろ便利な1枚に仕上がっています。




背面裏地はこんな感じで
汗をよく吸い上げてくれます。

個人的な雑感なのですが
パワーグリッドは強度的に優れたものではないので
背面のみに使用するのはとても有りな気がします。





おなかはカンガルーポケットで
腹部の温度調整にも使えます。





ちょっと分かりづらいですが
ポケット内に小さいポケットがひとつあり
ここにカイロなど入れておくと
おなかにとても優しいです。




ティートンブロスのパワーウールグリッドフーディです


もう一枚はTeton Bros.のパワーウールグリッドフーディです。

こちらも裏は起毛になっていて、
身体から汗を引きはがして快適性を保ちます。

チャックは胸の下あたりまで大きく開き、
体温調整にとても役立ちます





このフーディ、『汗の調整』以外で
二つ気に入っている点があります。

ひとつは首回りまで保温できるフード構造。
フードはかぶるとほぼバラクラバ状態で
首回りはネックゲイターいらずです。

もう一つは裾が比較的長いこと。
かがんだり伸びたりしても
おなかや腰回りが出てこないので
寒いときにはとてもありがたいです。





袖にはサムホールがあり
寒い日のランニングなどでは
手袋をしないでもそこそこ快適です。





このフーディ、4割メリノウール・6割化繊という割合で作られています。

最初は「メリノウール100%じゃなくて大丈夫か?」と
匂いの点で気にしていましたが、4日程度ならまったく問題なさそうです。
(ランニング後、洗わずに乾かして、臭いをかいでみたりしてます)

メリノ100%の製品はいろいろ使っていますが
総じて強度の面で不安が残ります。
(1年で穴が開いたり、全体的にへたったり)

その点で、化繊と混ぜ込むことで
かなりしっかりした強度を保ってくれて
各社いろいろ研究してるのだなぁとぼんやり思っています。

ちなみにこのフーディ、2年使っていますが
いまのところへたりもなくまだまだ元気です。




冬に着ているものでした!


というわけで長々とかきましたが
冬に着ているものの話でした。

運動時は2枚で、運動しないときはフリースやダウンを羽織って
冬場もあまり暖房をつけないで過ごせました。

「着っぱなしでも温度調整の幅が広い」というのは
日々過ごしていても便利なことです。
ちょっと値段は張りましたがこの2着は買って正解だったと思います。