■IIJmio:ファミリーシェア1GBプラン
友人が「ファミリーシェア入ったけど2枚しか使わなかったから
1枚渡しとくわ。あんまり使うなよー」とIIJのSIMを1枚貸してくれました。
■112 格安SIMについての各社まとめ | almostdead
少し前にこのエントリーでまとめていた
「1契約で3枚SIMがもらえる」という
IIJmioのファミリーシェア1GBプランです。
「月額2940円でSIM3枚≒3回線分扱える」といった
特殊な契約のプランで、例えば「家族で分けて使う」とか
1台ずつ回線契約するよりも格段に安く済むお得なプラン。
月に3つ併せて1GBまでであれば高速で使え、
1GBを超えたら128kbpsに切り替わります。
「使い切ったら使えなくなる」ではないのが重要で、
例えば最近はやっている「980円SIM」などは
最初から128kbpsの回線速度、
980円を3回線結ぶとすると合計2940円と
このファミリーシェアプランと金額が変わらなくなります。
それに比べると月に1GBまで高速で使えるのは
ものすごくアドバンテージがあり、
且つ携帯会社によくある「2年契約じゃないと違約金1万円」みたいな
縛りもないので、使わなくなったらすぐに解約できますし
データ通信だけでいいのであればものすごくメリットの高いプランになっています。
友人はSIMフリー機を持っていて、
「なにかお得な契約プランない?」と相談されたときに
このファミリーシェアプランを教えてあげたところ
すぐに申し込んでいました。
2枚は自分で使う用にしてて
1枚余ったとのことだったので
すこしの間借り受けることに。
せっかくだから回線速度などをレビューしたいと思います。
パッケージを開けると、SIMカードが入っています。
カードに記載されているのは「docomo」。
今回契約したのは「IIJmio」と言う会社なので
「違うじゃないか!」と思われるかもしれないのですけど、
これは「IIJmio」という会社が「docomo」の回線を大量に借り受け、
その安く大量に借り受けた回線を切り売りする形で
安く提供しているのが、こういった「格安SIM」の仕組みになっています。
最近よく見かける「980円SIM」なんかのほとんどは
こういった形態の会社です。
ですので、「電波の入る範囲はdocomoの潤沢なエリア」になりますから
僕の場合ですとソフトバンク契約のiPhone4Sで電波の入らないところでも
カバー出来てしまう!というのも、こういった格安SIMの魅力の一つになっています。
加えて、「SIMはドコモのものなのでドコモの中古スマホに刺せば使えてしまう!」のも
こういった格安データ通信プランの大きな魅力です。
■Xperia 白ロム-白ロム・中古携帯12000台掲載【ケータイアウトレット|ムスビー】
こういった中古端末を扱っているお店から
ドコモの古いアンドロイド機種を買って
このSIMを刺せば、すぐに携帯端末として使えるようになります。
「携帯会社の2年契約に縛られない使いやすい環境」を
割と安い価格で手に入れることができるのは
結構気持ちが良いことだ!と最近すごく思います。
今回、友人から借り受けたものがもう一つあって、
それがこのSIMアダプタ。
こういったものが入っていて、
はめ込むとSIMのアタッチメントになります。
今回契約したIIJのSIMは「ナノSIM」と言われる種類のサイズになっています。
これは「iPhone5」や「iPad mini」で使われ始めた
最新型の一番小さいサイズのSIM。
まだこのSIMを提供している会社は少なく、
格安SIM会社ではこのIIJでしか提供されていません。
■ナノsim カット – Google 検索
iPhone5が発売された当初、「ドコモのSIMをカットしてナノにするぜぇ!!」が
流行っていたのですが、SIMの金属部も切断せねばならず
これが少しでもミスをするとSIMが破損してしまう恐れがありました。
逆に、「ナノSIM」を大きいサイズのSIMに変換するのは
全く問題ないので「せっかくだからナノSIMで契約してアダプタ使おう」と
今回はこちらのナノSIMになった次第です。
ドコモでもナノSIMの提供はされているのですけど
「SIMの変更は手数料2100円がかかる」とのことだったので
やっぱり最初からナノSIMを選んでいた方が便利ですね。
というより、このSIMアダプタが150円くらいなので
あまり普通のSIMを選ぶ理由がない気がします。
さて、先日購入したソニタブPはドコモ回線機ですので
これにSIMを差してみます。
格安SIMは最初に送られてきたときに
「APN」という設定一覧も同梱されています。
「アクセスポイントネーム」の略で
この設定をしなければネットにつながりません。
アンドロイドであれば、
「設定」から「無線とネットワーク」の「その他」を選び
「モバイルネットワーク」をタップ。
「データ通信を有効にする」をオン、
そしてアクセスポイント名をタップします。
右上の四角いところをタップ。
これはアンドロイドのバージョンで場所が違うかもしれません。
ここから入力していきます。
名前は自分がわかりやすいものを設定します。
APN iijmio.jp
ユーザー名 mio@iij
パスワード iij
認証タイプ PAPまたはCHAP
ポートなど、特に記載がないものは空欄のままでOKです。
戻るボタンで戻ると追加した設定が出てきます。
右の○をタップして選択。
これで通信がスタートしました!
全然関係ないですけど、
設定を「戻る」で完了させるより
「OK」ボタンを用意していた方が
わかりやすいと思うんです。
こういった部分がアンドロイドの不親切さに
輪をかけている気がします。
試しにブラウザを開いてテキトーなサイトへ。
ばっちり表示出来ています。やった!
回線速度のベンチマーク。
下りで2.2M出ています。十分な速度!
転送量が1GBまでなので使いすぎには注意ですが
テザリングに対応している機種であれば
この速度で他の端末も使えるのですごく便利ですね!
というわけで、IIJのファミリーシェアプランでした。
「3人でシェアできて、月々3000円でリッチな回線」という内容は
正直大手の携帯会社とパケット契約を結ぶのが馬鹿らしくなるくらい
素晴らしく使い勝手のいいものだと思います。
特にiPhone5ではLTEを搭載して回線速度が爆速になったものの
従来の3G契約よりも1000~1500円も高くなりパケット代だけで5500円程になり、
しかも上限7GBとか「それもう使い放題じゃなくて従量制じゃねえか!」という
契約内容になっていますから、こういった格安SIMの重要性が
これから益々高まっていくのではないでしょうか。
「携帯会社の高い端末と抱き合わせで2年契約とか
一方的すぎてもういやだ!」と僕自身はすごく思っているので
なるべく安い中古端末とこういった格安SIMの組み合わせが
どんどん主流になっていくと嬉しいです。
楽しく、安く、端末を使っていきましょー!