「 雑記 」一覧

186 名人戦第3局一斉大盤解説を聞きに福岡将棋会館へいってみたのです。

■名人戦・順位戦:日本将棋連盟

現在、第71期名人戦七番勝負が開催されています。
簡単に説明すると「将棋で一番強い人を決めよう!」戦で、
200人以上いるプロ棋士のトップ10名が総当たり戦(順位戦)をし、
優勝者が名人への挑戦権を獲得します。

挑戦者と名人との対局は7番勝負で、
先に4勝を上げた方が次の1年、名人位の保持者になります。

今期は森内俊之名人に羽生善治三冠が挑戦しています。

この10年、森内さんか羽生さんのどちらかしか名人位を獲得しておらず
いわゆる「羽生世代」と言われる歴々の充実がすごいです。
特に森内さんは名人戦に向けての充実がすごく、
前期、名人戦の直前まで11連敗していたものの
名人戦は4勝2敗で防衛されていて、
挑戦者争いを全勝で勝ち上がってきた羽生さんを
撥ね除けたのはまさに鉄板流。
今年も勝ち上がってきた羽生さんと
どういった勝負になるかすごく楽しみにしています。






と、前置きが長くなりました。

名人戦7番勝負、現在までに2戦が済んでおり
森内名人の2勝で迎えています。

第3局は「全国大盤解説」があり
各都道府県でプロの棋士の方が散らばって
名人戦の内容を解説する催しが設けられていました。

ここ福岡では「福岡将棋会館」という場所で開催されるとのことで
電車で行ける距離だった僕は「指さない人間には敷居高いかな…」と
胃をきりきりさせながら初めて行ってみることにしました。
結論から書くと、若干敷居が高めだった気がします。
でも楽しかったです!






西鉄「春日原駅」から歩いてすぐの距離だったので
今回は電車を使って行ってみました。

春日原は急行が止まる駅なので
天神からも割とすぐに訪れることができます。






駅から5分ほど、まっすぐ歩いて行くと。






じゃん!福岡将棋会館です!






予想していたよりも立派な建物でびっくりしました。

初めて来て不案内だったところ
講師の方が丁寧に「受付はあちらです-」と
教えてくださって助かりました。

受付で解説入場料の500円を支払っていたところ、
ふと横を見ると中村修九段が紙を持ってぱちぱち局面を指し進めてびっくり。
アットホームどころではない距離の近さに白目をむいていました。
す、すげえ地方の将棋イベント…!!






受付する際に「写真とかの撮影って問題ありませんか?」と
聞いてみたところ、特に決まりはなかったみたいで
中村先生も「私はかまいませんよー」と
笑顔で許可してくださってひええ!!
勇気出して聞いてみて良かったです。

館内はこれくらいの広さで
2階にはお子さんたちが通う
将棋教室のスペースがあるとのこと。

今回の解説はそちらで行われました。






解説開始まですこし時間があったのでうろうろ。
おじいさま方が楽しそうに対局されています。





先日の「小学生名人戦」では
こちらに通われている大中君が
見事優勝されたとのことで
そのことが張り出されていました。

■小学生将棋名人戦:日本将棋連盟

こどもの日にNHKで放送があったみたいなのですが
録画に失敗して見れなかったのが残念です。
今の子供たちは指し手も早く的確で
僕なんかだと飛車角落ちでもボッコボコにされそう。
機会があれば是非ボコられたいです。

■道はつづいている : 福岡将棋会館ブログ
■小学生名人戦 放映 : 福岡将棋会館ブログ

将棋会館のブログでは講師の先生が
小学生名人戦の感想をまとめられていました。
コメントでは保護者の方が振り返って
お話をされています。

小学生名人戦は羽生三冠や渡辺竜王など
優勝者はその後プロになる方も多く、
これからの活躍もすごく楽しみです!






今回の大盤解説のチラシもおいてました。
僕はネットで知ったのですが、
思いの外こういった情報はネット上では少なく、
なかなかわかりづらいなと思っています。
なにかこう、わかりやすい告知スペースとか
例えばTwitterでの告知アカウントなどが
あれば便利かなぁ…。






奥の方では向かい合って座るテーブルがあり
普段はこちらで指導対局などされているのかな?
なにか別の機会があればそういった様子も見に来たいです。






電王戦のポスターも飾られていました。
このポスター、すごくかっこいいです。
どこかに売ってないかしら。






と、ふとテーブルを見てみると
なにやらマウスパッド?が。

よくよく見てみると佐藤天彦七段のサイン!
普通にぽんとテーブルにおかれてて
びっくりしました。
そういえば天彦さんは福岡出身。
なにかの機会に来られたのですね。

■佐藤 天彦 (AMAHIKOSATOh)さんはTwitterを使っています

Twitterも開設されています。






と、後ろを見てみると
中村先生が「ありゃー…」的な声を上げていました。
画面を見てみると「91手にて後手投了」と表示されており、
解説が始まる前に終わってしまいました…。

大盤解説は「次の1手」を解説の先生が読みながら
進めていくのも一つの魅力で、
名人戦は遅いと夜9時過ぎまで続くので
そのあたりも楽しみにしていたのですけど
今回は森内名人に受けがなく、
かなり早い時間での投了になってしまいました。






その後すぐに解説の時間になり、
2階の方へ上がってきました。
中村先生の「どうしようかなぁ…」という
雰囲気がもわもわしていておもしろかったです。






先ほど書いたとおり、
2階は子供教室に使われているとのこと。
壁紙がすごく明るく可愛くて良い部屋でした。
こういった雰囲気、すごくいいですね!






そうこうしていると
中村先生苦笑いの中
解説がスタート。

聞き手(?)をつとめるのは
下平雅之さん。

第46回赤旗名人でアマ強豪のすごい方です。
日本将棋連盟福岡支部の支部長を務めていらっしゃいます。

■第46期 赤旗名人決まる/将棋 下平雅之さん/囲碁 伊達昌希さん
■asahi.com(朝日新聞社):一瀬選手、格別の頂点 朝日アマ将棋名人戦で初V – 将棋
■asahi.com(朝日新聞社):第5回朝日杯オープン戦第5局 – 将棋
■下平雅之さん、奨励会三段リーグ編入試験を受験 | お知らせ|お知らせ・イベント情報:日本将棋連盟
■第31期西日本久留米王位戦で優勝した 下平 雅之さん / 西日本新聞






実際に指し手の解説に入る前に、
「先日、電王戦というコンピュータ将棋の棋戦がありまして…」と
電王戦について語り始めた中村先生。

中村先生は、電王戦5番勝負の第一局
「阿部光瑠四段vs習甦」戦で
プロ側唯一の白星を上げた
光瑠四段のお師匠でもあります。

「コンピュータ将棋で角代わりを選択したのには
理由がありまして、角が手持ちになったときに
『全盤面に角をおいた状況を読み込む』という部分を
逆手に取れる、というメリットを選択した形になります」と
先日の習甦戦を振り返られていて
なるほど、そういう理由が!と目から鱗でした。

「第三回があったとしても
私くらいの棋士が出るでは
周りも納得しないでしょう」と冗談交じりに
語っていらっしゃってましたが、
「強い強いとは思っていたけど
どれくらい強いかわからなかったから
電王戦でプロ棋士が対局したのは意義があった」(意訳)と
近年のコンピュータに関しての
プロ棋士側から見た感想などを
ぽつりぽつりとお話されていました。

こういったお話を聞けるのも大盤解説の魅力です。
NHK杯将棋でも、解説としてたびたび登場される
中村先生のトークや解説はとてもおもしろくてわかりやすく、
時々ため息交じりに話す対局の失敗談や
ダジャレ企画など、すごく楽しいです。


電王戦に関して、すこし下平さんもお話をしていて
「先日、前哨戦として『GPS将棋に勝てたら100万円』という企画を
ニコニコの方で開催されていまして、私も参加して参りました」
「へえ!そうなの!結果どうだったの?」
「あ、勝たせていただきまして…」
「へー!百万円!」
みたいなトークを中村先生とやりとり。
「勝てたら100万円」企画は2月末から3月までの
土日を使って計5日間開催されました。
その中で3人の方が勝利されていて、
その一人が下平さんだったとのこと。

僕は1日目の3人の方までしか見れなかったので
これを聞いたときにはすごく驚いてしまいました。びっくり!






そんな話をしたりしながら、名人戦の解説がはじまります。






盤をみてお気づきの方もいらっしゃるかもですが、
この盤、対局解説用に作られてるものではないみたいで、
駒が右側にしかおけず中村先生がたびたび
「あ、こっちだった」と駒を右に左に
上下くるくる回したりして大変そうでした。
会場によってはこういった慣れない作業もあって
プロの先生って大変。






時々、盤面をじっと見て読み込んだりしつつ
解説をしています。

僕は最初、会場のはしっこのところに座っていたのですけど、
盤面に角度が付くととにかく駒を読みづらくって
内容について行きづらく席を移動してしまうくらいでした。
プロの先生は解説をされる際、盤の真横に立つので
ものすごく駒が読みづらいのですけど
それを悟らせないくらいにてきぱき解説していて
こういった部分でもすごいなぁと実感。
対局だけがプロの仕事じゃないのだなぁと感心してしまいました。






途中、子供たちから
「名人の受けはこっちの方ではダメだったのですか?」という
質問が飛んできて、先生が局面を動かして検討する場面がありました。

「あ、この受けはすごく良いね!すごいねー。
もしかすると、今この手で検討していて
明日あたり新聞に君の指摘した手が載るかもしれないよ!」
と、すごく褒めていて、子供たちの実力に
「ほほえましいなぁ」ではなく単純に「すげえな!」と
思ってしまいました。
ほんとにこういった子供たちにどんどん活躍して欲しいです!

中村先生も、客席からの質問に
的確に答えてくださっていて
距離感の近さに他のイベントにはない魅力を感じました。
なかなかテレビではこういった解説は見られないですから
このライブ感はすごく貴重です。






途中、「次の一手」クイズがあったのですが
対局がすでに終わっており
クイズとして成り立ちませんでした。

普段ならこの時間までは対局が続いていて
終盤のものすごく盛り上がるところなので
クイズも盛り上がるのですけど、
そこはさすが中村先生、
「代わりのクイズを用意してきました」と
懐から事前に用意していたメモをとりだして出題。すごい!

このGW中に、東京の方で催しがあり
そちらの方に森内名人も参加されていました。

■tvkハウジングプラザ横浜将棋まつり・前編 : 日本将棋連盟ツイッター支部
■tvkハウジングプラザ横浜将棋まつり・後編 : 日本将棋連盟ツイッター支部

「名人に無理言ってお願いしちゃって
こういったゴールデンウィークの疲れが
でちゃったのかなぁ…」と3局目を振り返って
中村先生がおっしゃってました。

クイズの内容としては
「このイベントで森内さんが忘れ物をして
帰ってしまいました。忘れたのものは次のうちどれでしょうか?」
『1.傘 2.携帯電話 3.扇子 4.コート』
というもの。
なるほど、これはわからない!

答えは4番のコートだったのですが、
当日会場は晴れ渡っていて
結構日差しもあったりして
「こんな日でもコートを持ってくるって
森内さん生活でも鉄板流ですね」と中村先生。
会場の笑いを誘っていました。

ちなみにコートはぱっと見
女性物みたいな色をしていて
「女流棋士の人たちに忘れ物してない?と
聞いて回ったんだけど、どうも森内さんのものみたいで、
そこにも驚いちゃいましたねー」と先生がおっしゃってて
すごくおもしろかったです。

■第二回シモキタ将棋名人戦・前編 : 日本将棋連盟ツイッター支部
■第二回シモキタ将棋名人戦・後編 : 日本将棋連盟ツイッター支部

GW中には下北沢でもイベントがあり、
森内名人は驚異の81面差しをしていらっしゃいました。

「私も当日、下北沢にいって
指し手のお手伝いをさせていただきました」と下平さん。
下平さんは福岡在住なのですけど
GPS将棋やこういった機会にたびたび
上京されているのですね。






クイズの正解者にはDVDやハンカチ?のプレゼント。
みんな和気藹々としてすごく楽しかったです。






と、そんな感じの大盤解説会でした。

会場には将棋を指す子供たちも座っていたのですけど
どの子も大変行儀が良くてびっくりしました。
例えば、トイレに立つ際も大人のように
迷惑かからないよう中腰で移動したり
お菓子を食べるにしてもなるべく音を立てないよう
気をつけて食べていたりしていて、
「将棋をやると礼節が身につく」を
体現しているのがすごいなと思いました。

写真はないのですが、このあと下平さんと交代して
会館講師の関口さんという方が壇上にたったのですが、
とても快活でいらっしゃって
大盤解説終了後も子供たちとぱちぱち
将棋を指していらっしゃって、
この先生なら子供たちも正しく指導してくれるなぁと
ほんわか会場をあとにした感じです。

大盤解説会を見るのは初めてだったのですけど
すごく楽しく過ごさせていただきました。
惜しむらくは会場に来られていた方の数が
すごくすくなかったこと。
僕を含めて20人くらいしかいなかったので
ものすごーーーーくもったいない!と思ってしまいました。

平日の夕方5時からのスタートなので
会社勤めされている方には
すこし厳しい時間帯ではあるものの
すっごくおもしろくわかりやすく説明してくださるので
多くの方々に見て欲しいです。

今回書いた内容の他にもいろんな裏話や
「私の対局の横で藤井さんが指していたんですけど、
さばきがそれはもう見事で、自分の将棋より見入っちゃう」とか
他のプロ棋士の先生方の話などなかなか聞けないことも
たくさん聞けちゃうのですっごくオススメです。

ただ、僕みたいに見るだけの人よりも
指す人重視の雰囲気はあるのだけが
すこし敷居が高いかな?と思いました。
こう言う点ではなかなは周りの人を
誘いづらかったりするので
もう少しなにかあるといいなぁと思います。

というわけで、一斉大盤解説in福岡でした!
皆様お疲れ様でした!


■福岡将棋会館HP



185 福岡で建もの探訪の放送が再開したのです。(3年ぶり)


■渡辺篤史の建もの探訪|テレビ朝日

先ほど何気なくHDDをチェックしていたところ、
突然、九州朝日放送(KBC)で建もの探訪が再開していました。

2010年の3月にこちら福岡では放送が終了してしまい、
「許せぬKBC!!」と一人憤っていたものの
BS朝日の方で放送が続いていたので
そちらで視聴を続けて難を逃れていました。

なので、追跡ワードに「建もの探訪」と入れていたところ
今朝方の5/10 11:10~11:35までの間に
「特☆選 渡辺篤史の建もの探訪」と銘打って
KBCでも放送を再開したみたい。
ただ、公式ページにも情報が無く
KBCでも番組表でしか名前がないので
これがレギュラー化するかはよくわからないです。

■テレビ番組表|テレビ|KBC九州朝日放送

回数を見てみると、関東の放送からは1ヶ月遅れみたい。
BSが2ヶ月遅れなので少し先取りしてみれるのかな。

ここ3,4年分の建もの探訪はほぼ録画出来ていて、
再放送があると録画漏れを補えるのですごく助かります。
このままレギュラー化してくれると嬉しいなぁ。

BSの方での放送は以下の通りです。


毎週土曜 17:30~17:55
毎週水曜 5:55~6:25


人の部屋ってすごくおもしろいですし
こだわって建てた一軒家ならよりいっそう深いですから
毎週すごく楽しんでいます。
来年で建もの探訪も25周年。
土曜の朝にこの番組をみて
学校に行っていたくらい
生活にすり込まれてしまっているので
僕には欠かせない番組です。
楽しいので是非是非!


184 カセットボンベのコンロ的なアタッチメントを買ったのです。



こんなの買ってみました。






中身はこんな感じ。






両方を合体させると
こんなかんじになります。






装着!






五徳展開!

というわけで、カセットボンベ用のガスバーナーです。

先日、マキネッタを買ってきたと日記に書きまして
その後も毎日使っています。

■173 直火型エスプレッソメーカー(マキネッタ)を買ってみたのです。 | almostdead

これを卓上で簡単に使えないかなぁ?と
いろいろ考えたところ、
まず最初に鍋などにつかう
カセットコンロを思いつきました。

ただそれだとサイズが大きすぎて扱いづらいなぁと
コーヒーを飲みながらぼんやり再考、
「そうだ、小さく軽いはキャンプ用品の分野だ!」と
早速ネットでいろいろ検索。
たまたまアマゾンに安くてよさげな物があり購入していみました。




キャンプ用のバーナーはもともとは
カセットコンロ用のボンベとは別の物を
使う形になっているみたいで
別途アタッチメントが必要なのですが、
今回注文したこの製品には
アタッチメントも同梱されていて
しかも価格もかなり安め。
ちゃんとした製品は4000円以上して
なかなか手が出づらいので、
これくらい安いと助かります。

失敗してもそんなに痛くないかな?と
思っていたところ、ばっちり活用できてしまったので
かなりお得だったなぁという印象です。






この製品のいいところは「着火装置」も付いている点で、
他の製品だと別途ライターを用意して着火するものもあるみたい。
一体型はやっぱり楽ちんですね!

針金みたいな部分をすこしひねると
「シュー…」とガスが小さくでるので
カチカチ着火。
ぼわっと火が付きます。

使ってみて「んん?」っと思ったのは
写真の通り日光下では火がなかなか見えづらいこと。
小さい火だと付いてるのかがよくわからないくらいです。
これは製品の性能というよりも
ガスバーナー自体がこんな感じなんだなと思います。
使うまでにある程度慣れが必要ですね。

あと、この手の製品はカセットコンロと違って
安全装置がありません。

■OKIものづくり講座 Vol.9│ OKI データ

そうそう使い方を間違うものでも
ないとは思うのですが、
シンプル故に取り扱い注意です。
転倒しても火は消えてくれないので
その点でも取り扱いには気をつけないといけません。






しばらく卓上で使っていたところ、
「あ、これ外でも使えるんじゃね?
というより、もともと外で使うものじゃないか?」と
当たり前のことに気がつき、
先日友人と出かけた際に持ち出してみました。






マキネッタまで乗せると
結構な高さで、不安定になるので
何かしら土台が必要かなぁといったところ。

カセットコンロ用のボンベはキャンプ用に比べて安価なので
こちらを使っているのですけど、キャンプ用のものは
形が寸胴で安定性が高いのでそっちのほうが良いのかしら?






とか考えているとエスプレッソが出来ました。

コーヒーや紅茶だとお湯が沸くまでに時間がかかるのですが、
エスプレッソだと少量の水で済みますし、
マキネッタ自体も洗う必要が無いので
いろいろ手間が省けて便利に扱えます。
そういった意味ではすごくキャンプ向きの装備かもです。






紙コップを二重にすると冷めにくくなります。

量は少ないのですが香りは良く、
なにより手早く作れるのがいいところです。
青空の下で淹れ立てをいただくのは
とても気分も良く、すこし外出が楽しくなります。
友人もコーヒーが好きなので
「悪くないですねぇ」とかしゃべりながら
クッキーをボリボリかじっていました。

元々、僕自身インドアな方なので
がっつりしたキャンプを出来るほどの知識や経験はないのですが、
外でお湯を沸かせるだけでも結構楽しいものだなぁと
なかなか勉強になったりしました。

公園などの公共の場では火気の取り扱いに規定があるので
事前に調べる必要があります。
例えば、福岡では「舞鶴公園」という花見で有名な場所があり
そこでは期間限定ですが場所によっては炭や薪までの火を扱えたりでした。

■www.midorimachi.jp/images/news/110308171320491.pdf
PDF注意です。

と、場所や期間で扱える条件が違うみたいなので
迷惑のかからない楽しみ方をちゃんと調べないとですね。

■東京消防庁<インフォメーション><知っていますか?こんな場所での火気使用規制 禁止行為と解除承認><禁止行為>






このガスバーナー、たまたま手元にあった
小さいジップロックコンテナに
ぴったり収まってくれました。
これで持ち運びも簡単です。
ガスボンベも小さいを買うか少し悩んでいるところです。


というわけで、小型ガスバーナーの話でした。
この日記を書くにあたって
たき火などの火の取り扱いなんかを
すこし調べてみたのですけど
自然公園法とか都市公園法とか
法令、自治体でいろいろ違うみたいで
一概にはくくれないみたいです。
なので、出かけた先の指示を遵守する形で
楽しみたいと思っています。

全然関係ないのですけど、福岡ではかなり大きな公園の
「海の中道海浜公園」の注意事項に
「公園内でのコスプレ利用にあたって」という項目があり
大変興味深かったです。
コスプレという言葉がかなり一般認知されてきているのだなぁと思いました。

■注意事項|国営公園 海の中道海浜公園




183 【レビュー】コンセントの電力を計測できる「ワットモニター」という製品を買ったのです。


■SANWA SUPPLY ワットモニター TAP-TST8


うへへへ!!ワットモニターです!
ずっと欲しかったのですごいテンションあがってます!!
わひゃひゃ!!

このワットモニターという製品は名前の通り
「電力消費をチェックできる」機械。
簡単に説明すると、コンセントの間にかませて
そこを通る電流の量をチェックするだけの製品です。

10年ほど前から「ワットチェッカー」という製品があって
ずっと欲しかったのですけど
定価で1万円ほどするものなので
なかなか買えずにいました。

SANWA SUPPLY TAP-TST5 ワットチェッカー
サンワサプライ
売り上げランキング: 3,432

このワットモニターは定価で6090円、
実売で2500円程度と
かなりお手頃な値段で
ついに買ってしまいました!やったー!

前々から家の中の電化製品が
どれくらい電力を消費しているか
チェックしたかったのですごくうれしいです。






早速開封!






後ろに金具。






下にはコンセント穴というシンプルな構造です。






早速セット!

コンセントにかませることで起動します。
電源ボタン等はありません。






家電の電源を入れると、電気が流れて
その消費量をすぐに表示してくれます。
使い方は至ってシンプルです。






早速使ってみます。

僕は冬場でも扇風機を出しっ放しにしていて、
というのも天気が悪い日は部屋の中で
洗濯物を乾かすために
扇風機で風を当てていたりしています。

4時間とかずっと当てっぱなしなので、
消費電力も気になるところ。
しらべてみたら30wattくらい。
1ワットの誤差をうろうろしています。






さてさて、このワットモニターには
「料金換算」機能がついています。

最初に自分のおうちの電気料金を入力しておくと
電量計測から料金を割り出してくれる機能です。

説明書には
「今までに測定された電力量を料金に換算した
通算料金と、一日に相当する換算表示が可能です」
と書かれています。
なんのこっちゃわかりません。






僕の住んでいる地域の電気代を調べてみたところ
全然よくわからなかったので
今月来た請求書から割り算で換算してみます。

6253/282kWh=22.173円

この換算でいいのかよくわかりませんけど
デフォルトでは「21円」に設定されているので
目安にはなるかな?と思います。

中華、うち電気代ちょっと高いですよね。
録画用に24時間1台PCを回しているのと
作業で使うPCが結構消費電力大きい気がします。






というわけで、日割り換算。
どうやら1日扇風機を回していると15円かかるそうです。
なるほどなるほど。夏場の目安になりそうですね。

30ワット*24時間*22.17/1000円=15.96円/d。

計算はこんな感じでしょうか。






こちらは電気ケトル。
ケトルがステンレスで映り込みが激しくて
写真に入ってないのはご容赦ください。

ワット計測では1124ワット。
1日換算はどうも僕が操作間違えちゃってるみたいなので
手動計算してみます。

1124*24*22.17/1000=598円/d。

電気ケトルって
1日中つけっぱなしにすると600円にもなるんですか!
おそろしい話だよ…。

598円/1440分(1日)=0.415円

1分換算での料金は0.5円。
お湯が沸くまでは季節によりますけど
カップ1杯1分弱と考えると
そんなに気にする料金でもないですね。ほっ…。






最近、17E口のLED球を買いました。
「LDA5N-H-E17/3S」という製品です。


この製品には「3段階調光」機能があって、
大中小の明るさが選べるようになっています。

もともと消費電力の小さいLED球なのですが、
この製品の「小」にいたっては1.0Wと書いてあって
「本当かよー。使ってみたら結構明るいよー?」と
若干いぶかしんでいたりしました。

せっかくワットモニターを買ったので計測してみたいと思います。






これが光量「大」の状態です 。






計測「4.7W」。
カタログスペックよりも小さいです。






こちらが光量「中」。






計測「2.8W」。
こちらもカタログより小さいです。






こちらが光量「小」。






うおお!計測「1.0W」!
カタログ通りの消費電力です!すげえ!
ごめんね疑ってしまって!

写真ではわざと光量の差がわかるように撮影したのですが、
肉眼で見るともっと明るくて、すごく使いやすいです。

LEDの光は拡散しづらく、部屋全体を照らすのには
あまり向いていないのですけど
抜群の消費電力ですからスポットライトや常夜灯にぴったり。

僕は、この電球を24時間つけっぱなしにしています。
待機電力程度でここまで光ってくれるのは
かなり便利で、必要であれば玄関やトイレなど
この電球に変えていきたいくらいです。






なんか電力計測がすごくおもしろくなってきたので
ついでに普通の電球も計ってみようと思います。
これは60W球です。






写真わかりづらくてすみません。
計測「56.2W」。
60Wよりもすこし小さいですけど
やっぱりLEDを見てしまうと
消費電力多いなぁと感じますね。






これはその電球の代わりに使っているDL-LA61Nという製品です。


少し前に特売で買ったときは900円くらい。
今はもうすこし性能が良くて安い製品もあると思います。





計測「7.2W」。
スペックは7.8Wなのでやっぱり消費電力はちいさいです。

明るさ的にはLED球の方があかるいくらいで
ここ最近のLED球の進化はすごいなぁと感心してしまいます。

7.2W*24*22.17/1000=3.83円/d。

24時間つけっぱなしにしても4円程度、30日で120円。
60W球は1日30円くらいの計算なので
結構節約になりますね。おもしろいなぁ…。






というわけで、サンワサプライ「ワットモニター」でした!

ひゃー!ずっと欲しかった製品だったので
かなり遊んでしまいました。
特にLED球の消費電力は目を見張るものがあります。
おうちのなかの照明を全部LEDにしたくなっちゃうのですけど、
まだまだ改善の余地のある分野なので
様子を見ながら差し替えていきたいなと思います。

■法の“空白地帯”でLEDトラブル、札幌市  :日本経済新聞
2年以上前のはなしですが、LED照明に変えた市庁で
体調不良がでることがあったりなので
そういった目に見えないちらつきもありそうです。

LEDの話題はさておき、気軽に電力をはかれると
家電を使う時の目安ができてすごく気分がいいです!

ちょくちょく趣味でレビューをしているので
その際にも活躍してくれそう。
メインで使ってるPCの消費電力も計測して
次にマシンを組むときはもっと電気食わないものにしたいです!

今回のワットモニターはみんなにおすすめするものではないですけど、
単純に1個あるとなにかと便利なので
本体もお安いですし結構おすすめです!
気になる方は是非是非!


SANWA SUPPLY ワットモニター TAP-TST8
サンワサプライ
売り上げランキング: 1,033


182 モスの菜摘バーガー食べてみたのです。



■MOS BURGER|「モスの菜摘」特設ページ

モスバーガーの季節限定メニュー
「菜摘モス野菜オーロラソース仕立て」を
食べてみました。
すっごいおいしかったです!

見ての通り、パンの代わりにレタスだけで作られたバーガーで
しゃくしゃくさっぱりな食感と味が濃いめのソースととてもあいます。
レタス自体も雑味がなくて食べやすく、
サラダよりも全然おいしい!
正直、ネタ商品と思っていたのですけど
定番化して欲しいくらいでした。
モスの野菜って美味しいですね。






一点だけ、注意が。

最後の方になると、サラダの水分がでてしまって
ソースがびしゃびしゃになってしまいます。
奥までガブ!っといこうとすると
ソースがぼたぼたーっとこぼれてくるので
気をつけてくださいです。
僕はズボンをやられてしまいました…。

10年くらい前に春待ち大根バーガーという
限定バーガーがあったのですけど、
それも割と僕は好きで、いつか復活しないかなぁと
ぼんやりまっていたりです。
モスはこういったメニューを時々作ってくるので
たまに行くのがすごく楽しみ!


181 山の中の一本桜を見に行ったのです。



先日、「桜の写真を撮りに行こうと思うんですけど、
一緒に行きますか?」と誘っていただいて、
二つ返事でそそくさとついて行ってきました。

誘ってくれたのは■彩ころ日記そうたさんの友人の
■M理論の部屋kitaさん。
そーたさんとは地元・種子島からの付き合いで
高校から大学まで一緒だったとのこと。
カメラと将棋が趣味とのことで、自分と共通点が多く
あれこれ話しているうちに「じゃあ桜撮り行きましょう!」となりました。

そーたさんとkitaさんは良く弾丸旅行をやっているそうで
福岡から横浜や静岡、兵庫まで10時間以上のドライブを
交代交代でこなしながらうろうろしていたとのこと。

■M理論の部屋:ギャラリー

さすがにそんなに長時間のドライブだと
僕の腰は爆発してしまうのですが、
今回の目的地は車で2時間弱とのことだったので
早朝からふらり同行させていただきました。






県境までの移動だったので
高速を使っていたのですが、
途中寄ったサービスエリアに咲いていた桜が
とても綺麗だったので
「もうここで良くないですか?」と
開始30分で旅終了。即再開。

ちょうどこの頃、桜が見頃で
どこに咲いているのも綺麗でした。






ほらこんなに綺麗。






僕の提案をよそに旅は続きます。






途中、通りがかった空き地に咲いている桜と菜の花がとても綺麗で
思わずkitaさんが車を止めてカメラをつかんで走って行きました。






ちょうどその頃、電王戦第二局、ポナンザvs佐藤慎一四段が開始。
車の上にちょこんと乗っているのはBluetoothスピーカーで
花を撮影しながら対局の様子に耳を傾けていました。

今回、せっかくの遠出だったのでいろいろデバイスを用意。
この後もこれが結構役立ってくれたりしました。






ガムテでの雑な固定ですが
それはさておきえりりんは可愛いです。






周りに何もない場所だったのですけど
桜が綺麗に咲き乱れていて、
今回の旅で一番綺麗な場所でした。






菜の花も咲いて、空青く、地に黄色、目にピンク。
天気にも恵まれて将棋も聞こえなんたる贅沢!
誘ってくれて感謝感謝でした。






つくしもひょっこり顔出していましたです。






さてさて旅は続きます。
まったく関係ないのですが、
途中立ち寄ったローソンの横に
精米所があって
このふたつの組み合わせは
なかなか見ないなぁと
感心してしまいました。
昔は近所に精米所あったのですが
今は見かけなくなってしまいました。






お酒コーナーで見かけた紙パックのワイン。
今こんな風にして少量で売っているのですね。
瓶売りと違って割れることもありませんし、
紙なので荷物にならず捨てやすいのも良いですね。
なんかおしゃれでいいなぁ。






またしばらく車を走らせていたところ
目的地近くまできたとのこと。
この時点では、僕はどこに向かっているか
自分がどこにいるのか全く理解していなかったです。

写真を取り損ねてしまったのですが、
駐車場に車を止めたところ、
近くから無料送迎バスが出ていて
それに乗って山のふもとまで案内してくれていました。

ここではじめて豊前市にいることを知ります。





2分ほどバスが走るとターンをして停止。
「はーいここからがんばって歩いてくださいねー」と
笑顔で案内されたのですが、
ここ、結構坂道きつく…ない…です…か…?






横にはテントをはって
地元のおばちゃんたちが
美味しい物をつくって売っていました。

余談ですが、僕は穴子の天ぷらを見かけると
だいたい買ってしまうので
ここで売っていた穴子の天ぷらをお土産にかって帰りました。
とても美味しかったです。






がんばって登ります。

そうたさんは書の鍛錬で
足腰を若干鍛えているので
てこてこ歩いて行っていましたが、
僕とkitaさんはへろへろになりながら
汗だくで登っていきました。






あ、牛だ。






えっほえっほ上がっていくと、だんだん景色が良くなっていきます。






茶畑があったりしました。




DSC03455

道中も桜があって、
突然の強風に花びらが舞い散ります。
画像、わかりづらいのですけど
桜が散っているところ。
この辺で「減光フィルター」の必要性について
いろいろ考えたりしました。
kitaさんは「持ってるんですけど、今日持ってくるの忘れた!」
とすっごい後悔していました。






しばらく登っていくと民家らしきところがあり、
この季節に合わせて食べるものなんかが売っていました。

帰ってきてからしらべたところ、
今回訪れた場所は、「豊前市の才尾」という地域で
そこで牧場を経営している古賀さんの
「古賀牧場」の私有地をこの時期だけ一般開放していて
普通の日は入れないとのこと。

そんなありがたい日だとは知らなかったのですが、
途中、募金箱があり「去年の募金で舗装ができました」と
書いてあったので、また舗装が伸びるといいなぁと思い
少ない額ですが僕もいくらか入れてきました。
ご厚意で解放していただいてるって
すごくありがたいことですから、
今思えばもう少しちゃりんちゃりんしてくれば良かったです。

さてさて、せっかくなので
ここで売っていた食べ物をすこし買い足し。
桜の木のところで食べようーと3人でワクワクしていたところ、
横にいたおばあちゃんが携帯で
「私は疲れたから途中で登るのやめたけど
帰ってきてる人の話だともうほとんど散ってたんだって。
休憩しててよかったわー」とか言ってて、僕の心は折れた。






ついたー!!ち・・・ってるのか!?

よくわかんないですけど、
枝にはまだ花は残っています。






才尾の一本桜は山桜で
茶色に見える部分は
開花と同時生えてくる葉っぱで
この色が山桜の特徴だそう。

もう何日か早ければ
もうすこし枝に花が残っていて
鮮やかだったみたいなのですけど、
これでも十分綺麗でした。






思っていたよりも全然綺麗で、
なにより景色が良くって
天気にも恵まれて、ほんとに良い場所だー!






良い場所にはやきとりですよね!






あと将棋。

言うまでもなくここではWiMAXは入らなかったので
ドコモのSIMが大活躍してくれました。

先ほどの屋台?で売っていたやきとりを
男3人でむさぼり食っていました。
普通に美味しいやきとりが、
ピクニック効果で4倍うまいです!

板きれで電王戦をリアルタイムで鑑賞しながら
山で桜と景色を一望するとか
すごい時代になったなぁと
ぼんやり思っていました。






思っていたより長い距離を
歩いた甲斐がありました!




DSC03523

少し離れたところに咲いてた桜と。
こうやってみると山桜って特徴的ですね。
一見散ってしまったように見えますが
独特の風情があってすごくおもしろいです。




DSC03552

すっごい眺めがよくって
10分くらいで帰ろっかーとか
言っていたのに結局1時間ちょっと
のんびりしてしまいました。






あ、牛だ。




DSC03226

突風が吹いて、桜が舞って
その瞬間がとても綺麗だったのですけど
なかなかそれを上手く写真に残すことが出来ず
今後の課題が見つかった気がしました。

あまりがっつりカメラをやるつもりはなかったのですが、
自分の見ているものを画像にする技術は
なるべく体得しておきたいなという欲が出た
いい体験になりました。
こうやって人々はカメラ道、そしてレンズ沼に
ずぶずぶとハマってゆくのですね…。

登ってくるのに疲れて、へたり込んでる自分に比べ
カメラを持ってガンガン被写体に迫っていくkitaさんは
ほんとに写真好きなんだなぁと思いました。

画像見て貰うとわかるんですけど、
僕の写真、全部座った場所から撮っているので
あまり代わり映えがしていません。
写真を撮るのの半分以上は被写体を求めて
どんな距離も移動することにあることと心得ました。
僕には無理!






そんな感じで桜咲く山を後にしました。

車で遠出をするのは本当に久しぶりで、
良い景色が見れてカメラについてあれこれ聞いて
それでいてタブレットで将棋の中継をみれるとか
すんごい組み合わせの贅沢を堪能できて
ほんとに誘って貰ってありがたかったです。

あまりない機会ですから
もちょっとちゃんとした画像を作れるよう
いろいろ勉強しないとなぁという
課題もお土産になって
すごくリフレッシュできた気がします。
また来年もいけたらいいなぁ!




http://www.city.buzen.lg.jp/kanko/shizen/saionoipponnzakura2012.html