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176 【レビュー】 SONYのミラーレス一眼「NEX-5」を購入したのです。(後編)



■175 【レビュー】 SONYのミラーレス一眼「NEX-5」を購入したのです。(前編) | almostdead

前回書いたNEX-5の後編です。
今回はこの機種で撮れる画像を中心に
レビューして行きたいと思います。

さてさて、その前に
このNEX-5に付属していたレンズについて
少しお話をします。

■SEL16F28 | デジタル一眼カメラ“α”(アルファ)[Eマウント] | ソニー

僕が購入したのはたぶん「NEX-5D」と呼ばれる
レンズが2つ入っているキットで、
そのうちの一つが欠品している状態のものだと思います。

欠けているのは「E18-55mm F3.5-5.6 OSS」と呼ばれる
標準ズームレンズの方で、付属しているのは
「SEL16F28」という、いわゆる「パンケーキレンズ」と言うもの。

たびたび写真の話なんかで書いている
「軽くて薄くて、ボケ味が良いレンズ」です。

僕は余り標準ズームを使わない方だったので
こちらが付属していて、しかもすごく安かったので
思わず飛びついてしまいました。






重さは359g。
コンデジの軽いものがだいたい150gなので
それから比べると重めなのですけど、
イチデジはレンズ含めて1kg超えるのがあたり前ですから
それに近い画質でこの重さであれば十分納得できます。






いくつか写真を撮ってみました。
サーバー転送量の関係で
前回のE-PM1のように無圧縮では
上げられなかったのですけど、
色合いとかの参考になればと思います。

早速ですがこのNEX-5、すこし色合いがおかしいみたい。
ホワイトバランスにすこし癖があるみたいで
そのへんの調整がすこし必要とのこと。

こういった部分は各社癖があるみたいで
「ソニーはまだましなほう」と言っている方もいました。

加えて、このパンケーキレンズ「SEL16F28」は
すごく癖のあるレンズとのことで、
僕みたいな初心者には扱いが難しそう。
こういったピーキーな製品は
とてもソニーらしくて好きだなぁと思ってしまいます。






暗い場所だと若干黄色っぽい気がします。






ドーナツとコーヒーの組み合わせって
なんであんなに最強なんでしょうね。







怖いような福々しいようなおじいちゃん。







太宰府インター近くにある狐狸庵
■太宰府インター近くにある狐狸庵というお店です。
うどんもおいしいんですけど
カツ丼もがっつり美味しいのですごくおすすめです!







日光下での撮影では
色味が気になることがそんなになりので
オートホワイトバランスを使わずに
自分で調整してみた方がいいのかな?と思います。






本体性能なのかレンズのせいなのか
よくわからない色味なのですが、
このレンズ、買ってきてから調べてみると
「コンバーター」と言われる
拡張レンズを付け足すことができることがわかりました。

ソニー ウルトラワイドコンバーター VCL-ECU1
ソニー (2010-12-09)
売り上げランキング: 1,922

SONY フィッシュアイコンバーター VCL-ECF1
ソニー (2010-06-03)
売り上げランキング: 6,643


「フィッシュアイコンバーター」と
「ウルトラワイドコンバーター」の2種類が出ていたので
とりあえず「ウルトラワイド」の方を注文。

賛否両論渦巻くこのレンズ、
このコンバーターにいたっては
「買っておいて損はない」と
満場一致しているみたい。

ちゃんとした魚眼レンズなどを買おうとすると
平気で6~7万とかしてしまうので、
実売1万程度のこのコンバーターは
実用的なおもしろさを付加するのに
すごく役立っているとのこと。

実際、自分で使ってみても
「これは1個あるとかなり便利だ!」と感じました。







これが装着前の写真です。







こちらが装着後!

すごく簡単に書くと「レンズに入る範囲が広がる」というのが
このウルトラワイドコンバーターの出来ることで、
使ってみて実感したことは
「自分で見えてる範囲にかなり近い部分を撮影できる」ということ。

写真はどうしても、自分の見ている範囲の中の一部を
切り取るようになってしまうのですけど、
こういった「超広角」と言われる範囲のレンズを使うことで
撮影したものがかなり自分の見ている景色と
変わらないものになってくれます。

僕はわりとブログを書くときなんかには
写真を説明の一部として使うようにしているので
このコンバーターはすごく便利に感じました!







たとえば、風景などが1枚でかなり収まってくれたりします。
ブログの性質上、パノラマの画像は扱いづらいので
4:3の画像の中で最大限扱えるのはありがたい!







「見えている範囲が切り取れる」というのは
狭い空間でもかなり効果を発揮してくれます。

室内などはどうしても行動できる範囲が限られますし、
全体を撮ろうとしてもなかなか難しいです。
壁際ぎりぎりに立っても撮れない範囲が出てくるのを
こういった超広角のレンズはすごく補助してくれて
「かゆいところに手が届く」感がすごくあります。

正直、このカメラを買ったときは
「失敗しちゃったかなぁ…」と思ったのですけど
このウルトラワイドコンバーターを導入してから
かなり評価が変わりました。

このパンケーキレンズ自体、
新品で買うと22000円程度しますから
「レンズ買ったら本体付いてきた」と思えば
あまり色の性能が良くなくても気になりませんし、
用途を自分なりに解釈出来ると
遊びの幅が結構広がってくれます。

前回書いた「カメラ設定について」は
「このカメラ、おまかせモードだとどうにもならんぞ…!」と
自分で設定をどうにかしないといけない状況になったので
慌てて勉強した、ということもあって
機材が変わるとここまでいろんなことが
変化するんだなぁという、良い体験になりました。






というわけで、NEX-5のレビューでした。

先に書いたとおり、僕は説明のためなんかに
写真を使ったりしているので
今回のコンバーターはかなり助かるアイテムでした。

E-PM1みたいに「さっと出してぱっと撮る」ということが
苦手なカメラになってしまったのですけど、
他の部分ではおもしろい性能を発揮してくれて
「どちらがよかったのか?」というと
なかなか判断しづらい部分があります。

正直、人におすすめするなら
E-PM1の方を推します。

ただ、NEXをつかうことでいろんな部分を憶えていくと
「カメラを変えてもある程度使いこなせるようになる」ということがあり、
そういった意味では今回このカメラを偶然買えて
すごくおもしろい経験が出来たなとも思います。

こういった楽しさがカメラの醍醐味なのかな?と思いつつ、
驚くほど深いというレンズ沼に注意しながら
今日もカバンに放り込んで出かけたりしています。