α7の実機を触れる!
11/2に開催された
ソニーのα7/7R特別体験会に行ってきました。
すっごい楽しかったです!!
この体験会は、東京、名古屋、大阪、札幌、福岡の5カ所で開催されました。
僕自身、こういったイベントへ足を運ぶ事は
今まであまりなく、気になる製品はとりあえず購入して
じっくり使ってみてからいろいろ考えることにしているのですけど、
α7は発表されてから気持ちがそわそわ浮き足立つくらい
気になってしまっていたので、
このイベントが開催されると聞いて
珍しく「必ず行こう!」と決めていました。
イベントとしては「実機の展示」「カメラマンによるトークショー」
「αクリニック(機材点検サービス)」といった内容だったのですが、
僕は「実機に触れるー!!」というのだけで
頭がいっぱいになっていて、
NEX-5Rを持って行くのを忘れてしまって
せっかくの点検サービスを受けれなくて
ちょっと失敗してしまいました。
ただ、その分会場にいたソニースタッフの方に
いろいろお話を伺えたので、それはそれですごくよかったです!
会場は天神の北の方にある
「ギャラリースペースWATASI」という場所。
大きな地図で見る
ショッパーズのちょうど隣のビルの2階でした。
初めて行く場所だったのでちょっと迷ってしまいましたが、
立て看板が置いてあって見つけたときは一安心。
帰ってきてから調べてみると
ソニーの発表会ではときどきこの場所を使っているみたいなので
また訪れることもあるかもしれないです。
馬場信幸さんのトークショー
会場に到着したのはちょうど11時。
すぐにトークショーが開催されたので
まずそちらの方を見に行きました。
会場はむちゃくちゃ広い!って訳でなくて
たぶん40人も入ればギュウギュウなくらいの場所でしたが、
席は全部埋まっていて会場も盛況だったかな?と思います。
今回、福岡でのトークショーを担当された
馬場信幸さんはカメラ雑誌「CAPA」の副編集長をされていた
カメラマンで、福岡だけでなく大阪名古屋でも
トークショーを担当されていました。
トークショーの内容としては
「α7のこういう部分が良いよ」の話、
「APS-C用のEマウントレンズでも楽しいよ」の話、
「HDRなんかもよくできてるよ」の話などを
1時間に渡っていろいろ説明してくださっていて、
α7の魅力もそうなのですが、
旧レンズとの組み合わせ方などにも話が及び
大変充実した内容でとても楽しかったです。
■馬場信幸の写真工房
こちらが馬場さんのサイトとのこと。
TOPにある女性の写真はα7で撮影されていて
会場でも作例として登場していました。
α7の実機!
そしてα7の実機です!
うおおおむちゃくちゃかっこいいいいい!!!
興奮しすぎて写真撮るの忘れてくるくらい
いろいろ触り倒してきました!!
先に書いてしまうと、
「帰ってきてからすぐに予約した!」
ってくらい、僕にはすごく良いものでした!
発売日には手元に届くはずなので、
そこでまた改めてレビューをしようと思います。
会場は先ほど書いたとおり、
盛況ではあったのですけど
ほどよい人の流れだったので
かなり実機を触る時間に恵まれました。
スタッフの方もすぐそばにいらっしゃって
質問があればすぐに答えてくれたりと
至れり尽くせりの体制で
「なにここ天国なの!?」と
脳汁だらだら垂れ流しながら
ぶへへへぇぇ!!とだらしない顔で
触りまくっては質問を繰り返したりと、
本当にスタッフの方には感謝しきりです。
さて、α7とα7Rは
基本的に「α7R」の方が上位機種、という位置づけです。
■247 「フルサイズミラーレスα7・α7R」とD600・800、6D・5D3を比較検討してみたのです。 | almostdead
ただ、上位機種というのが
一概に「機能が上」ということではないのがポイントで
機能によっては下位の7の方が優れているところもあります。
会場で他の方もスタッフさんとよく話していたのが
「シャッター音」の大きさ。
7Rの方は結構「バシャ!バシャ!!」と大きな音を立てていて
この辺は「良い悪いでなく、好き嫌いが分かれそうだなぁ」と
ぼんやり思ったりしていました。
それから、7Rは撮った写真を本体で確認する際、
7と比べたときに1テンポ表示が遅かったりしました。
7Rは画素数が3640万画素と
かなり大きなサイズになっているのも
影響しているのか?と思います。
こういった使用感って
例えば、7だけとか7Rだけ触っていると
「まあこんなものかな?」と思ってしまうところですが、
こうやって両方をしっかりじっくり
触れることができると、気づける点もとても多くて
そういった意味でも今回この体験会に参加して
本当によかったなぁってしみじみおもいました。
現行のレンズが全部試用できるなんて!
会場には7/7Rの他にも
現行販売されてあるレンズがすべて置いてありました。
いろいろ見ていたところ
「これ、試してみますか?」と
スタッフさんが気さくに声をかけてくださって
「ええ!!?試して良いんですか!!?」と
すっごいびっくりしながらも
いろいろ触らせていただきました。
今回、α7/7Rは「Eマウント」というレンズ規格を採用しています。
簡単に説明すると
「新しい規格で作るので、7/7Rで使えるレンズはまだ少ないよ」
ということなんですけど、
そこは既存の「Aマウント」というレンズ群を使える
アダプターが用意されていたりします。
ゲーム機なんかでもそうなんですけど、
新しいハードを立ち上げる際は
「やりたいソフトがない」ということが
往々にしてあるように、
今回の「Eマウント」という規格変更は
「まだ欲しいレンズが登場していない」
という印象です(具体的には超広角域)。
しかしながらAマウントにはカールツァイスなどを筆頭に
優秀なレンズがかなりそろっていて
マウントを使えば、その資産を有効活用できたりしちゃうわけです。
ただ、フルサイズに使えるレンズというのは
それはもう、それはもうすごいお値段がしてしまいます。
ですから、それを体験する機会なんてほとんどないのです。
そういったこともあり
スタッフの方が「試されてみます?」って
声をかけてくれたときは
「ぶえっふぇ!?良いんですか!?」と
変な声が出てしまうくらい
ありがたい話だったりしました!
「すみません、僕Aマウントの機種もってなくて
レンズよくわからないんですけど、
超広角域のレンズってどれになりますか」
「こちらの16-35ですね」
「あ、ツァイスじゃないですか!
これ、おいくらぐらいするんですか?」
「えーっと23万くらいでしょうか?」
「ああqsrftgyふじ!!」
みたいなことをスタッフさんといろいろ会話しながら
気になったレンズを試させていただきました。
さすがに23万は手が届かないよォ…と
泣き言を言ったりもしていたら
「一応今回のレンズ立ち上げの中にも
超広角域はラインナップしてありますから
そちらも期待してください!」と
フォローされたりしました。
写真はAマウントの70-300になります。
これが触った感じ、すごく軽いのに
描画もよくって「うおおなんじゃこりゃ!!」と
驚きながら「またとんでもない値段するんでしょ!!」と
確認したら「これは8万くらいなんです」と驚きのプライス。
金銭感覚が若干おかしいのは自覚あるんですけど
正直このコストパフォーマンスはかなりずば抜けてる感じがありました。
スタッフの方も「今日来てくださった馬場先生も、このレンズはイチオシ!と
愛用してくださっています」とニコニコ言っていて
ソニーのレンズって結構すごいんだなぁとびっくりしました。
最近、D800や5D3などを触る機会もあり
「なるほどカメラは使いたいレンズで本体を選ぶべきだなぁ」と
思っていたところで、その点ニコンやキヤノンは
とても性能も価格も優秀なレンズがそろっているのが印象的でした。
そこから比較すると、失礼な話ですが
「ソニーのツァイスはすごい描写良いけど
価格もすごくて手が出せない」というのがあったりして
すこし考慮から外れてしまう印象を持っていました。
これは完璧に僕の不勉強から来てる偏見だったので、
今回こうやってレンズを触らせてもらう機会があって
たたき直してもらえて、本当に感謝しきりです。
これだけ触らせていただいて、笑顔で対応してくださって
「この体験会にこれてよかったよー!」と7を触りながら
しみじみおもっていたりしました。
スタッフさんにいろいろ聞かせていただきました
そんな感じで、さすがソニーのスタッフさん
1を聞けば10を返してくださる丁寧具合に
メロメロになってしまい、いろいろ話を聞き込んでしまいました。
いくつか踏み込んで聞けた部分もあったので
覚えている内容を書き出してみようと思います。
記憶があやふやだったり、内容が要約されていたりするので
正確ではないかもしれない点、ご了承ください。
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・今回、Eマウントに移行したわけですが。
もちろんAマウントも継続していきます。
Eマウントは規格を立ち上げる段階で
「ここにフルサイズを入れます!」と
開発陣は最初に言い切っていました。
(「マジすか!?」「本当です」)
ですので、どちらもやっていく方向です。
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・ツァイスの35mmってなんでF1.8じゃないの?
それ、すごく言われますw
RX1という機種(レンズ一体型フルサイズ)があって
こちらが「コンパクト」を念頭に置いたモデルでした。
今回7/7Rは、その「コンパクトさ」を長所にしたい部分もあって
35mmはF2.8というレンズになっています。
(「逆算でこの設計になったんですね」「そうですね」)
私どももよく量販店さんから
「やりたいことはわかるけど、
お客さんが欲しいものもつくってくだいよーw」って
言われたりもしています。w
Fを1.8にするのは技術的には難しくないので
レンズとして出てくる可能性は十分にあるので
期待していただけるとうれしいです。
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・α7、実際触ってみてすごくよかったです!
フルサイズに対する本気度がすごく伝わりました!
ありがとうございます!
そう言っていただけてとてもうれしいです。
実を言うと、「α7R」はフルサイズでなく
「中判機」を視野に入れて開発を行いました。
(「でえええ本当ですかああ!!」「はい!」)
今デジタル中判はペンタックスさんの
「645D」しかないので、中判の方向性も
これから目指したいと思っています。
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・体験会でこうやって話をさせていただいた事は
開発にフィードバックされたりするんですか?
もちろんしております!
こうやってお話しさせていただいたことも
きちんと裏でメモをとって会議のときに
話としてあげています。
ですので、こうやってお話いただけているのは
とてもありがたい機会をいただいていると思っています。
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・α7、すごいいい機体だと思いました。
逆に、東京から体験会やってきてネガティブな
感想とかありましたか?
やはりというか、本体デザインの真ん中が突出している部分が
苦手だ、というお声はいただきました。
(「あ、なるほど。でもデザインは好みの話なので難しいですね」
「そうですね。」)
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・トークショーで触れられてましたが
SEL50F18(APS-C)のレンズって価格と性能がすごいですね
ありがとうございます!
あのレンズは若い開発者が担当していて、
今までにあった発想を超えて作った1本で
それがすごく良い結果に結びついた形だと思っています。
(「わーこれからもそういったレンズ出てくるんですか!」
「期待していてください!」)
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思い出せる分だとこのくらいです。
なかんずく、中盤の話はすっごいびっくりしました!
フルサイズでも驚いたのにその先まで見据えていて
今回のα7/7Rの本気度と、その先に向ける情熱を
スタッフの方々からひしひしと伝わってきて
本当に楽しかったです。
僕も途中からヒートアップしすぎてしまって
「ソニーの製品ってすごく先進的で
そういうところがすっごい好きなんです!」
とか言い始めてしまったところ、
スタッフの方もそのときだけは
「一個人としてソニーの製品が好きなんです!」
といったノリになってきてくれて
すごくうれしかったり楽しかったりしました。
そういったスタッフの方と会話してると
「この製品っていろんな人たちの
ものすごい情熱で作られているんだなぁ」と
伝わってきて、実際その姿勢がすごく良い形で
α7/7Rに出てきているのを見て触って実感できて
本当によかったと思います。
すばらしい製品は買い支えたいなと思います
正直いうと「ミラーレスフルサイズの1世代目だから
成熟するまで待った方が良いのかなぁ」と
触ってみるまでは思っていました。
先に書いたとおり、レンズの立ち上げには時間を要しますし
慌てずにゆっくりレビューを見てから考えるでもいいかなぁと
ふんわり構えていた感じです。
今回、こうやって体験会に行って
いろいろお話を聞かせてもらっていて
すっごく楽しくて勉強になって
考えがぐるん!と変わってしまいました。
スタッフさんと以下のようなお話させていただいきました。
「先んじてやるという事はリスクもすごく高い事だと思います。
今回のα7/7Rは、革新的な内容でありながらも
その完成度はものすごく高くて
ソニーがこれから本当にカメラを変えていきたい、という
姿勢がすごく現れている製品だと思います。
僕、ソニーのそういうところ大好きです。
そういった姿勢を応援するのには
製品を実際に買って支えることが
ユーザーの行動として正しいと思っています。
なので帰ったらすぐに予約させていただきます」
というわけで、帰ってきてからすぐに
ソニーストアから予約させてもらいました。
いろんなことに通じると思うんですけど
割と応援していることには
お金を出してあげないと
立ち消えてしまう事って多いと思うんです。
今回の製品は10万円を超える高額のものなのですが
それでも買いたい!って思えるくらい
本気度の高い製品になっているのが実感できました。
そういった製品はちゃんと買わないといけないな、と
僕は思っています。
まだまだ書けてないこともあるんですけど…
そんな感じで、ソニーのα7/7R特別体験会の話でした。
他にもスタッフのカメラマンさんとお話させていただいて
「ソニーの特許情報とかすごく出ているんですけど、
そこを見るだけでもすごく面白いですよ!!
本当にこれからのソニーに期待しててください!」とか
いろいろ話を聞かせていただいて
その話も書きたかったのですが、
だいぶ長くなったので
注文したα7が届いてから
レビューなんかで書けたらいいなと思います。
結局、会場には3時間以上いた計算になって
たくさんお話を聞かせてもらったり
実機やレンズをいろいろ触らせてもらったりと
本当に夢のような楽しい時間でした。
発売まで約2週間、ワクワクしながら待ちたいと思います!
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