最近は、早起きしたら朝に、
朝出来なかったら夜に、
ウォーキングを40分ほどやっています。
年齢を考えると
「歩いて健康になる」というよりも
「今の健康をなんとか維持する」という
より良い負けを拾いに行くような作業で
気持ち的にはなんとも言いがたいのですけど、
ウォーキングコースが比較的風のあるところなので
歩くこと自体が気持ちよく、
ただ暑い部屋に座って汗を滲ますより
動いて汗だくになった方が楽しいことに気づき
そこそこ続けていられる状況です。
夜に歩き回るときは、帰りに近くのスーパーで買い物を済ませます。
大抵、レタスとカイワレ、それからトマトジュースと豆乳、
バナナいったところを固定させていて
レタスとカイワレはさくっと処理してサラダコンテナに。
トマジューはトマトが高くて買えないのでサラダ代わりに。
バナニューは毎朝の手軽なゴハンとして活躍です。
ふとレタスを求めに野菜コーナーを歩いていたところ
目の前に売れ残っていた黄色い西瓜が飛び込んできました。
398円とすこし高めだったので
「今日はやめておこう。黄色だし」と
うすらぼんやり通り過ぎようとしたところ
ふと幼少の記憶がよみがえりました。
子供時分の僕の目には
赤い西瓜と対比された黄色い西瓜は
それはそれはとても美味しい果物にみえて、
ともすれば「多分あれはスイカを超えた味がする」と
指をくわえてよだれをたらしていました。
そこで親にスイカを買って、とねだるわけですけど
「黄色いのより赤い方が美味しいに決まってるじゃない」と
買ってはくれるものの、それは赤。
「いや実際赤い方も美味いんだけれどもちょっとちがうような…」
その場は思うものの、赤いスイカのうまさに不満は吹き飛びます。
そうこうしているうちに
僕はこの歳になってしまい、
これまでちゃんと黄色いスイカを
食べたことがなかったのです。
通り過ぎようとした野菜コーナーの
黄色いスイカを通過する刹那、
そういった子供の頃の記憶がフラッシュバックして
「中華、なんで黄色の方が味が
劣ってるって決めつけてんだよ、俺の親は!!」
と、なんだかいわれないレッテルに
無意味な激怒。
怒るがままにレジへ黄色いスイカを持っていき、
汗だくジャージが帰宅したころには
「別に買わなくてもよかったのでは…?」と
冷静になっていたりでした。
その後、買ってしまったものは仕方ないと
冷蔵庫でしっかり冷やして、
翌日ひとりスプーンでモシャモシャ。
中までちゃんと冷え切った
黄色いスイカは思いの外美味しく、
「なんだようめーじゃん。
だれだよ赤の方が美味いって決めつけたヤツ…」
と、また無意味な激怒がふつふつと沸いてきましたが、
黄色いスイカは食べていくと皮の部分と身の部分の
境目が大変分かりづらく、面白いのと
「俺は種は吐き出さない。飲み込むだけだ」と
一筆くんが先日もしゃもしゃスイカを食べていたのを
思い出したのと、当たり前にスイカが美味しいのとで
わりとどーでもよくなってきて
ぺろっとしあわせに。
「ん!?こうやって買い食いしてるから
歩いてもお腹へっこまないんじゃないの!?」
と、気づいてしまうまでは
とても穏やかな幸福に浸っていました。
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234 【レビュー】iPhone5用のマグプルケースを買ったのです。
■MAGPUL au softbank iPhone5用ケース Field Case5
iPhone5用のマグプルケースを買いました。
4Sを使っているときから
マグプルはお気に入りで、
「iPhone5はマグプルケースが出てから買おう」
と思うくらい使い込んでいました。
■almostdead | 2083
4Sの方をレビューしたときは
オレンジをかったのですけど、
届いてみたら「氷枕みたいな色だ!」とがっかり。
しかしながら、製品自体はとても剛健で
且つ、表面のでこぼこのおかげで
ホールド感がかなりよくなり、
「落としても大丈夫だし、そもそも落とさない」
というくらいの頑強さになってくれました。
後日、特売になっていた違う色を買い直して
iPhone5に変えるまでずっと4Sを守ってくれた
大変頼りになるヤツです。
僕が5に買い換えた時点で
既に販売はされていたのですけど、
アマゾンや楽天ではだいたい2800円くらい、
アメリカでは13ドルくらいで売られているので
「もうちょっと安くなるんじゃないかな?」と
ぼーっと様子をうかがっていたところ
先日、アマゾンで黒だけ2300円と
すこーしだけ値下がりしたので
ガマンできずに注文してしまいました。
今回のケースは背面が交差している(?)タイプ。
角だけ突起になっていた4/4sのものと違って
3G/3GSの時のものに戻った感じです。
んで、早速穴を開けます。
4Sの時も穴を開けて
ストラップをつけれるように加工をしました。
やっぱりストラップホールがあると便利になります。
素材がゴムみたいなものなので、
すこし大きめに穴を開けるくらいの方が
ストラップを通しやすいかもしれません。
爪楊枝がないと通しづらい!
というわけで、できました!
そして失敗しました!
穴を開ける位置が少し遠くて
ストラップの紐が短くなりすぎてしまいました。
再度穴を開けるかちょっと悩んでいるところ。
穴の間隔を広めに取れば
まずちぎれることはないとおもうのですけど
二個も三個も開けていたら
剛性が下がりそうで悩んでいるところです。
前も書きましたが、
マグプルを装着すると
なんだかGショックのような
機体に仕上がります。
4Sで使っていたときは
結構床とかに放り投げていたのですけど
本体に傷が入ることは一度もありませんでした。
当たり前ですが、ケースを装着すると厚さが増します。
それでもiPhone5自体が薄いので、
マグプルを着けても裸4Sくらいの厚さ。
僕にとってはちょうど良い厚さになって
素材と合わせてかなりホールド感が増しました。
これも4Sマグプルの時に書いたのですが、
ケースが画面のすこし上までくるので
液晶の保護にかなり役立っています。
液晶側を伏せる形でおいていても、
直接は接地面に触れていないのは
結構安心感あったりです。
反面、画面端の操作をするとき
指に干渉してしまうので
この辺は好き好きかもしれません。
というわけで、iPhone5用マグプルケースのレビューでした。
しばらく百均のケースをつかっていて
そちらはクリアだったので
何かしら塗装とかしても面白いかな?と
思ってはいたんですが、
マグプル来たらもう出番がなさそうです。
現在2800円くらいと
値段が元に戻っているのですが、
たまに色を限定して
金額が下がっていることがあります。
■iPhone CASES – MagpulR Field Case ? iPhone 5
マグプルの公式サイトをみると
新色が用意されているみたいで、
現状の色が好みでない方は
こちらを待ってみるのも手かもしれないです。
ただ、僕がオレンジ買って
「工業用ゴムじゃねえか!」と
憤慨してしまったのも含めて
写真と色がだいぶ違う場合があります。
ですから、楽天などの店舗などの
サンプル写真なんかを入念にチェックして
注文をするのが安全かなと思います。
とか思っているのですけど、
公式写真ですでに
半透明がかっこよく見えていて、
あたい…もういっこ…買っちゃいそう…。
日本での販売にはラグがあると思うので
気長に待ってみようと思います。
実際に買えたらまたレビューしますです。
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233 【マンガ】 「数寄です!」という山下和美さんのマンガがとても面白かったのです。
■数寄です!
ずっと気になって
アマゾンのカートに入りっぱなになっていた
「数寄です!」を注文しました。
すっごくおもしろかったです!
柳沢教授で山下和美さんの作品を知って、
教授を中心としたほんわかな人間関係が
とても心地よくて愛読しています。
そんなほんわかーとしたマンガ家さんが
数寄屋建築で家を建てるというエッセイがあることを知り、
すっごい気になっていました。
正直、昨今の住宅事情で
数寄屋建築って予算的にも住みこなし的にも
すっごいハードルが高いので
どうやって建てるに至ったかとか
そわそわずっと気になってしまっていたので
えいや!と3冊まとめて注文。
全く前情報を入れてなかったのですが、
3冊目できちんとおうちが建って
しっかりまとまっていたのも含めて
全部が面白かったです!
1巻は「どうして家を建てることになったか?」を
メインに話が進んでいきます。
過去、仕事場として借りていたマンションで
起こったトラブルなんかを中心にまとめられていて
「マンションを買ったのはよかったものの…」みたいな
失敗談?の話もちらほら。
加えて、家を建てるとは決めたものの
「なんだかんだでお金がないんだよ!」という
経済事情まで話が及びます。
この辺、すっごい興味深かったというか、
正直この本を読むまでは
「単行本が30冊以上出ていて
ドラマ化までされている作家さんなのだから
趣味で和風のおうちを建てるのだろう」と
思っていたのですけど、
読み始めると銀行の信託を
安請け合いしてしまったり、
親族周りのことがあったりと
かなり予算的には厳しいことが発覚。
そんな中、建築家のひとが
「僕、会社やめて独立します。
この家に人生かけてます」とか
本気のことを言い出して
さてはてどうなるやら…みたいな内容。
実際、家を建てるなり
マンションを買うなりする際は
銀行からの借り入れなどがあるので
資産のまとめなんかをするとは思うのですけど
こういう部分ってあまり建築番組なんかでは
触れられなかったりしますから
すごく興味深かったです。
2巻目は
「土地の確定から節約生活、そして着工」
な流れになっています。
「お金がないので内々で
地鎮祭をやる」といった話も入っていて
手作り護摩札など
儀式についてのスタンス的な
ことについても書かれていて
面白かったです。
予算がない分を
建築家さんと工務店さんが
すごく努力されていて、
その中のひとつに
建材の買い付けの話がありました。
実際に京都の材木屋さんにまで足を運び、
どういった木があるのか?とか
どうやって伐採するのかなどが書かれていて
いよいよ家造り!といった空気感がすごくいいです。
3巻は、施工中に起こった地震の話や、
瓦屋根の話、そして完成へ!といった流れ。
現在、数寄屋建築自体が減ってきていて
大工の方もなかなか作る機会がない
「網代編み」という天井装飾についても
触れられていました。
少ない機会なので別の大工さんも
勉強にやってきていたりと
現場の空気感が出ていて興味深い!
こういった作業は数寄屋ならでは、です。
なんだかんでで完成を待たずに引っ越すことになり、
いちおう作品としては3巻でまとまっている?感じです。
3巻の巻末にはモノクロですが、
実際のおうちの写真も掲載されていて
すごくいい雰囲気のおうちが建ったのだなぁと
読んでいるこちらまで実感してしまいました。
ただ、時々「次回以降に描きます」となった点が
出てこなかったり、分かりづらかったりして
「結局あれってどうなったんだろう?」と
もやもやっとしてしまうことがありました。
現在「月間YOU」で引っ越してからの生活編を
連載しているみたいなので、
続刊を期待して待ちたいと思います。
僕自身、おうち大好き人間で
「おうち建てたーい、建てれるわけがなーい」と
ハタチになる前からずーっと雑誌を読んでいたりするので
「数寄です!」もすっごく楽しく読めてしまいました。
日本の建築は他国に比べてレベルが低く、
その理由として「農家を省くと、日本人は武家や貴族しか
家を持つことが許されなかった」という文化背景を
上げることがあったりします。
逆に言うと、日本建築の醍醐味は
書院造りや数寄屋などに集約されたりするので、
こういったおうちの建て方って
ある意味、理にかなっているのかなぁと思います。
住みこなすのはとても大変だとは思うのですけど
建築家や大工さんの技術にまで理解が及べば
とても充実した生活になりそうでうらやましい限り。
しかしながら、マンガを読ませていただいたこちらも
完成したおうちになんだか充実感があったりで
不思議に面白く、楽しい作品がまた1つ増えてしまいました。
続きを楽しみに待ってみようと思います。
数寄です! 2 (愛蔵版コミックス)
数寄です! 3 (愛蔵版コミックス)
232 【将棋】 王位戦第四局の大盤解説を、博多駅へ見に行ったのです。
8/8、9に王位戦の第四局が福岡で開催されました。
2日目の9日には対局が行われている
■ホテル日航福岡近くの
■JR九州ホールで
大盤解説会がありましたので
そちらを見学しに、ふらりと博多へ。
JR九州ホールは、博多駅ビル内にあり
博多駅に降りたらエレベーターに乗れば
さくっとホールに着いてしまう楽ちん立地。
ホール横には映画館があり、
普段はそちらで良く映画をみていたので
場所は迷わず、且つ日中の陽射しを受けることなく
たどり着けるので大変ありがたかったです。
JR九州ホールはわりと催しが多くあるのですが、
僕自身こちらに入るのは初めてでした。
「へー、こんな風になってるんだ」と
とても綺麗なホールにわくわく。
入り口はさほど広くはないのですが、
奥が広がっていたのがとても意外で
大きい会場なんだな、とこのとき理解。
解説開始は15:00。
僕が着いたのは14:50くらいで、
中は結構なひとの気配。
かなりたくさんの方で賑わっていました。
ほぼ満席だったのですが、
中程に1席開いていたので
そちらに潜り込ませていただくいて
開始を待ちます。
思ったよりもかなり広い年齢層の方でいっぱいで、
年配の方もいっぱいいらっしゃったのですけど、
小学生くらいの子供達もちらほら見かけました。
帰ってきて調べてみたところ、
開始前に指導対局をやっていたとのこと。
■王位戦中継Blog : 指導対局
これは嬉しいイベントですね。
告知がなかったので知らなかったのですが、
是非後ろから眺めて見たかったです。
そうこうしているうちに
解説会が始まりました。
まずは広瀬章人七段が登壇。
続いて聞き手の清水市代女流六段が登壇です。
清水さんが聞き手を務めるのは大変珍しく、
ご自身でも「あまりない機会」とにこやかに挨拶されていました。
早速、1日目の初手から解説をしていきます。
王位戦は持ち時間8時間の2日制で
普段の棋戦などからするとかなり長時間になり
時間配分などの工夫も求められます。
広瀬さんも2010年に、当時の深浦王位を4対3で下し、
自身初のタイトルを獲得しました。
その時の経験の話から
清水さんが「やっぱり2日制って全然違うものですか?」
との質問を広瀬さんに振ったところ
「あ、でも、僕、二日制の王位戦しかやったことないから
一日制の感じが分からなくて…」と
苦笑いしていて、会場も笑いに包まれていたりと
終始朗らかに解説が進んでいきます。
解説を進めているときに
穴熊に話が転がったときに
また清水さんが
「そういえば広瀬さんは『穴熊王子』と呼ばれてましたねw」
話を振ったところ広瀬さん盛大に苦笑い。
広瀬さんの振り穴は本当に強力で、
定跡の発展にも貢献しています。
「今回は解説でいらっしゃっていますが、
次は是非、対局者としての広瀬さんを見たいです」
と、清水さんが話を振った際に
「いやでも本当に、羽生さん世代の方々って
なかなか勝たせてくれないんですよw」
との苦労話に会場爆笑。
実際、現状の羽生世代の分厚さはすさまじく、
最近の郷田さんの格調高さが群を抜いていたりと
若手がなかなかタイトル戦に出れないのも分かります。
そんな中、中村太地さんが王座戦のタイトル挑戦を決めていて
9月に羽生さんとの対局を控えているのがとても楽しみ。
広瀬さんもなのですが、40代クラスの分厚い層に
若手の方々が立ち向かっていくのは
とても盛り上がるのでこれからも是非是非応援したいです。
そんな話を挟みつつ、解説もしっかり進んでいきます。
会場を見てみると、みんな盤を真剣に見つめていて
集中して考えていました。
この独特の雰囲気は大盤解説会ならではかもしれません。
小一時間ほど解説をして
現局面まで追いついたところで
「次の一手クイズ」を出題して一旦休憩に。
僕自身、大盤解説会を聞きに来るのは
今年の5月の名人戦と併せて
2回目だったりするのですけど、
次の一手クイズは解説会恒例行事みたいで
3択の中から当てた方に、
抽選で商品をプレゼントしています。
今回は羽生さん、広瀬さんの色紙や、新聞社さんが出していた
棋士の対局写真集?がプレゼントされていました。
いいなぁ!!いいなぁ!
もちろん僕は抽選が当たるどころか、
指し手自体も当たらなかったです!
20分ほどの休憩後に再開とのことだったので、
急いでエレベーターに乗って、
地下まで降りてきました。
お昼を済ませてからずっとコーヒーが飲みたかったので
多分おそらく、会場から一番近いシアトルズベストへ駆け込み。
こういうとき、駅ビルが会場ってとても便利だな!って思います。
そしてその向かいにドーナツ屋さん!
これは買っていくしかないですね!
会場から近いといっても
地下への往復だけで10分ほどかかり、
混雑具合によってはもっと時間がかかるのですが、
今回は比較的スムーズに購入できて
なんとか間に合いました。
ぱたぱた席に戻ってきて
にんまりおやつをいただきます。
会場は携帯電話の着信音だけ控えてね、ってくらいで
基本的にみんな友人の方と喋ったりして
おのおの検討しながら解説を聞きます。
ホールのとなりが映画館と言うこともあり、
ポップコーンを食べながらのひとも居たりしました。
こういった緩やかな感じも
会場独特の雰囲気でとてもたのしいです。
僕のうしろの席の方はうまい棒を食べていて
とてもうらやましかったです。
さて、解説が再開がアナウンスされたところ、
登壇してきたのはなんと藤井九段!
今回立会人で王位戦に来られていたのですが、
よもや解説に加わって下さるとは思わず
なんともラッキー!
会場も一気にわーっと沸いてました!
のっけから一言
「…ん?私ひとりでしゃべるんですか?」と
ぼやいて、みんなを笑わせていました。
藤井九段のトークはとても軽快軽妙で
将棋ファンはてんてーの解説が大好き。
実際、藤井さんがいらっしゃってから
会場が一気に沸き立って
みんな笑顔になっていました。
そんなぼやきを聞きつけて急いで清水さんも登場。
休憩を挟んで進んだ指し手について解説していきます。
藤井先生が登場したころには
もう終局がかなり近いくらいになっていて
詰め視野に入れた解説をしていました。
途中、「次の一手クイズ」の指し手について
解説が入った際に、「この手を指したときに、
ここから、こうなって…って解説、さっきやらなかったんですか?
えー…?何とも、雑な解説だったんですね」と
ぼそりと一言でまた会場爆笑。
ちょっと文面では分かりづらいので補足させていただくのですが、
揚げ足を取るような言い方でなく、冗談を飛ばしあうような
距離感の言い方で、なんとも藤井さんらしい言い回しが
とてもみなさんに受けていた様子でした。
ちなみに、この「解説しなかった」部分に関しては
あとから広瀬さんから話があって
「すみません、さっきの言い訳かもしれないんですけど
あそこまで解説してしまうと『次の一手クイズ』の3択が
1択になってしまう恐れがあったので
解説出来なかったんですよw」と事情を話して
また会場が笑いに包まれていました。
実際、振り返ってみると解説が始まった時点から
かなり寄せの構図に入っていってて
解説手が結構な確率で当たります。
そういった意味ではクイズにするには工夫が必要で
広瀬さんが解説できなかったのもなんとなくわかりました。
この後、藤井さんも次の一手クイズを出そうとするのですが、
局面があまりにも終盤戦すぎるのと
考えている間に指し手が3手も進んでしまったりするのとで
「先生、そろそろ立ち会いに戻らないと…!!」と
周りのスタッフの方が焦ってしまうくらい
急ぎ足な設問になっていました。
立会人が戻るように言われてるということは
かなり終局が近いな、ということで
藤井さんも立ち去る直前に
「もしかしたら、このあともう一回戻ってくるかもしれません。
対局者と一緒に」みたいなことを言われて、もう一回休憩時間。
こんなワクワクするアイルビーバックは初めてかもしれません。
15分ほど休憩を挟んだところで
「すみません、予定より早めに解説を再開します」とのアナウンス。
どうもやっぱり、終局が近いみたい。
ホールに戻ってきたところ、開始時よりも
人が増えていて、椅子も追加で運ばれていました。
席数をざっと数えたところ多分200席ほどあったと思います。
立ち見の方もちらほらいらっしゃったところに、
解説に戻ってきた広瀬さんが
「あー、あそこに棋士が一人いますねー」と発言して会場ざわざわ。
後ろの方で立ち見をしていた佐々木慎六段が
「やべぇ。見つかっちゃったよ…」と
恥ずかしそうにしながら登壇してきました。
「あ、あの、僕ほんとにこういう、
目立つ場所が苦手で…」と
あたふたしながら佐々木さん。
急に掴まってしまい、あたふたしていて
めずらしく広瀬さんからいろいろいじられていました。
「野生のプロって実在したんだ…」と
なんだかとても面白かったです。
と、やっているうちに王位戦が終局。
行方さんが投了したとのこと。
終局時間がかなり早く、みんなそわそわし始めていたところ
スタッフの方から「対局者のお二人が
この会場に向かわれてるとのことです」とアナウンス。
会場が一気にざわつきます。
程なくして羽生さんが登場!
会場が盛大な拍手で包まれます。
行方さんも続いて登壇。
流石にお二方とも疲労の色が濃いです。
広瀬さん、清水さんも交え
終盤あたりを振り返ります。
行方さん自身からも
「あそこで飛車をぶつけたときに、
取られると思っておらず
完全に見落としていた」と
解説で流れが傾いた局面について
言及されていました。
写真の通り、羽生さんと並んでの立ち位置だったのですが、
終始この距離感でたたずんでおり、
「タイトル戦を戦うってこういうことなんだ」と
本気で戦い合った直後の様子を
目の当たりにして、たじろいでしまいました。
行方さんはずっとうつむき、
疲労の中でも局面について
自問自答を繰り返している様子で、
言葉少なげでした。
羽生さんも人前に出ているので
表情は明るくしてはいるものの、
流石に目は疲労が濃くでていて
テレビではみることのできない
空気感が漂っていました。
トッププロ同士が、がっぷり四つで
二日もかけて戦うということが
どういうことか、というのを目の前で見せられると
「わー!羽生さんだー!」という気持ちが途端に失せて
恐ろしいやら物凄いやらで
これが勝負の世界なんだと
また一つ、将棋の見方が変わった気がします。
10分ほどの短い時間で
羽生さんと行方さんは戻られていきました。
大変お疲れなのに、こういった
ファンへのサービスまでこなさないといけないって
将棋以外でもトッププロは大変なのだなと思います。
ほどなくして、解説会も終了。
勝負のゆくえ如何によっては
終電も覚悟していたのですが、
18時過ぎ頃には会場も空になっていました。
というわけで、王位戦の大盤解説会でした!
前回の名人戦では20人に満たない人の中で
ある意味アットホームな解説会だったのですけど、
今回は本格的な人の集まりで
その差も含めてすごく面白かったです。
■186 名人戦第3局一斉大盤解説を聞きに福岡将棋会館へいってみたのです。 | almostdead
終局後、近くにいた
知らないおじさんから声をかけられて
「え、名人戦の時にも解説会あったの?
詳しく聞かせてもらえます」と
いろいろ情報交換をしたりしたりしました。
お互い、名前も知らないまま
「じゃあまた解説会あったらよろしく!」と
別れたりして、なんか独特の空気感を
味わえたのも興味深かったです。
東京の方では総本山の将棋会館で
解説会は頻繁に行われているのですけど
地方ではなかなかこのくらい大きなものはないので
今回参加出来て本当に良かったと思います。
また機会があれば、こういった直の雰囲気を
体験しに行きたいです。
231 【JR笹原駅】 参松堂という和菓子屋さんで今日もいくつか買ってしまったのです。
参松堂という近所の和菓子屋さんに行ってきました。
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参松堂
・福岡市南区井尻3-17-23
・092-581-1011
・営業時間 不明
・定休日 不明
井尻駅と笹原駅の間、
というより笹原駅のとなりといった立地で
大変わかりやすいところにあります。
去年の今頃、博多に出る度に
途中で見かけて気になっていたので
えい!と飛び込んでいくつか
お菓子を買わせていただいたところ
これが大変おいしくって
以来、時々お茶のお供に
買わせていただいています。
お店は小さくて、
地元のお店!といった感じ。
種類はたくさんあって、
季節によっていろんな和菓子に
代わっていきます。
お盆が近いので
落雁などをおいていました。
こどもの日には柏餅とか、
曜日によってはシフォンケーキなどもおいてあり
バラエティー豊か。
どれもおいしいのでおすすめです!
そして今日もいくつか買わせていただきました!
こちらはくずまんじゅう(130円)です。
夏ならではの透明感が涼しげ。
こちらはひまわり(150円)。
練り切りでしっかりつくられていて
とってもかわいい。
味もしっかりし美味しくって
お茶とすごくあいます!
こちらはすいか(150円)です。
色もふわりとスイカの赤で
とってもおいしそうに見えてしまいます。
皮の部分もちゃんと縦縞。
虎子でなくてもこれなら
皮まで食べれてしまいますね!
どのお菓子もすごくしっかりした味で
こちらのお店で買わせてもらってから
デパートなどで和菓子を買うことが
無くなってしまいました。
一度、友人が博多の老舗で
和菓子を買い求めた際に
たまたまこちらのお店と
食べ比べる機会があったのですが、
5人居た5人が『参松堂の方がうめえ!』と
パクついてしまうくらい
井尻を代表するしっかりした和菓子屋さんです。
僕は割と「紅茶はあんこと合う」派の人間で、
こういった和菓子などにも紅茶を合わせていて
とても充実したアフタヌーンティ?を楽しめています。
特に、上質のあんこを買えるお店は
なかなか少なかったりするので
美味しい和菓子屋さんはとても貴重。
加えて、先述のとおり、季節によって
いろいろラインナップが変化しますから
いつ来ても綺麗でかわいいお菓子が並んでいて
とても楽しかったりします。
味も見た目も価格もすっごく良いお店なので、
お近くに寄られた際、お土産などにも
是非買われてみて下さい!
参松堂
・福岡市南区井尻3-17-23
・092-581-1011
・営業時間 不明
・定休日 不明
230 【市営地下鉄・赤坂駅】 早起きしたので、福岡城跡に蓮を見に行ったのです。
最近、朝早くに起きて
ウォーキングに行くのが日課になっています。
先日、すこしだけ早く起きすぎたので
忙しくてずっと行けなかった
蓮をどこかで見ようといろいろ調べてみました。
福岡で蓮の有名どころというと
福岡城跡のお堀がまず上がっています。
「堀っていっても大濠公園含めると
6個か7個あった気がするぞ…?」と
どこの堀を目指せばいいか良くわからないまま
とりあえず電車に乗ってみました。
天神に到着したのは6時ちょっと過ぎ。
本当は始発で向かおうかとおもったのですが
済ませておきたいことを片付けていたら
この時間になってしまいました。
流石に朝の早い時間。
昼には車が進めなくなるくらいの
天神中央も、この時間は
車も人通りも少ないです。
地下街も人があまり居なくて
普段とは変わった表情。
興味深くて思わずパシャリ。
福岡天神から地下鉄に乗り換えます。
赤坂駅はおとなり駅なので100円でいけて楽ちん!
歩いて行けない距離でもないのですけど、
この季節は外を歩いてると汗だくになるし
体力の消耗も激しいので、
ここは100円で楽させて貰います。
ぷわーんと一駅乗って、
テキトーに地上を目指すと。
こんな感じで、
2分くらい歩いたところに、
ん!左手になにか見えてきました!
わー!水面いっぱいの葉っぱです!
花も咲いています。わーい!
あぶない!
結構すごい量の蓮です。
福岡城跡、というよりも裁判所を目指す方が
わかりやすかったかもしれません。
福岡城跡だとバスで天神からも向えるのですが、
ここにたどり着くまでに結構歩かされるので
地下鉄を利用した方がずっと近くなると思います。
料金も安いのでオススメです。
なにやら工事をしている様子。
石垣の修復工事をやっているとのこと。
これがおわったら外観もっと綺麗になるのかな!
このあたりは桜に梅に紅葉と、
季節によっていろんな表情があるみたいなので
また秋頃くると綺麗かもしれないですね。
さて、ここからは少しお目汚し。
蓮がとても綺麗だったので
いくつか写真を撮ってきました。
蓮の見頃は7月から8月とのこと。
一斉に咲き乱れるわけでなく、
個体で時期が違うみたい。
咲いてる花もあれば、つぼみもありますし
後ろのように散ってしまっていたり、
もう茶色く枯れていたりするのもあります。
こんな感じで散ったものと
咲きかけのものが並ぶのも
独特の景色だなぁっておもいます。
帰ってきてから
撮影したものを見返してみると、
横から撮ったものがかなり多く
思い返してみたところ
群生しているところだと
茎がぐんぐんのびていて、
自分の目線の所まで花が来ていました。
必然、撮影する際は横からの構図になってしまい
すこし単調な感じに。
これはいかんです。
次回以降の課題ですね!
中にはこんな感じで、
もうしおしおになっていたり。
今にも散りそうになっていたりのものもありました。
家が近ければ毎日観察しにきたいくらい
なんだが見た目も含めて不思議な花で
とても魅力的に映ります。
「えさくれよー」
早朝だったのですが、近くに
親子連れの方がいらっしゃって
鳥にえさをやっていたりしました。
僕が池の縁に立っていると
すらーっと寄ってきて
なにか訴えかける目。
「え?えさねえの。解散ー」
とても現金な子たちです。
「え、えさ…」
だから、ないってば!
このお堀には鯉もたくさん生息していました。
みんな丸々太っていて、いろんなひとが
えさをやっているのかな?と思います。
再生の実験中とのこと。
ここ何年か、一面にあった蓮が
かなり減少したことがあり、
再生実験をしているとのこと。
原因はたくさんあるみたいなのですが、
有力なのはカメがえさとして
蓮を食べてしまっている、という見解。
奥の方には蓮を保護する柵?みたいなのが
あったりしました。
たまたま背の低い蓮を見つけたので
上からパシャリ。
おしべ?がしんなりしてきていて
何日か咲いていたのかな。
あまり関係ないのですが、
早朝と言っても8月。
歩きながら写真を撮っていると、
背中を通り越して、脇腹のあたりまで
汗がだらだら広がって行って、
顔からもぼとぼとこぼれます。
こぼれた汗が、たまたま近くにあった
蓮の葉にぽとりと落ちて
ころころ転がりました。
蓮は花ばかり目が行きますけど
葉っぱも水滴ととても相性がいいですね。
まだまだたくさんつぼみがあり、
8月いっぱいは楽しめそう。
僕の他にも一眼カメラを構えた
おじいちゃんが二人ほど
撮影していました。
といった感じで、福岡城跡の蓮の花でした!
こちら方面へはあまり用事も無く、
最後に行ったのは花見で大濠公園に
むかった数年前。
調べてみるまで、こんな風景があるとはしりませんでした。
早起きは三文の得じゃないですけど、
夏の暑さも早朝なら陽射しが少ない分、
なんとかガマンできるくらいになるので、
始発あたりの電車に乗って
散歩がてら眺めに行くと楽しいかもしれません。
こういった知らない風景を見に行くきっかけに
カメラを導入したことがかなり大きい理由になっています。
趣味趣向の話なので、あまりオススメするものではないかもですが
「カメラ買っても使わないし」という方には
「僕もそう思ってたけど、あったらあったで鞄に入れて
ぴょーんと散歩するきっかけにはなりますよ」と
一言だけ添えさせて貰いたかったりです。
最近はスマホのカメラも性能良いので
それを持って花を探すのもいいかもですね。
余談ですが、この後あまりの疲労感に
1時間ほど珈琲屋さんで動けなくなりました。
もっと基礎体力を付けないといけないですね…。
大きな地図で見る
このあたりになります。
福岡地方裁判所を目指すと
わかりやすいかもです。